2023年2月22日
仮想通貨ファントム（Fantom ・FTM）とは？特徴や将来性、今後の見通しを解説！
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仮想通貨ファントム（FTM）に関して、上記のように考えている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、ファントム（FTM）の特徴や価格動向、将来性を詳しく紹介していきます。
この記事のまとめ
- 仮想通貨ファントム（FTM）はイーサリアムキラーとして開発
- Fantom Operaの実装でスケーラビリティ問題を解消
- スマートコントラクトとイーサリアムの互換性に対応
- ステーキング報酬によるでFTMの獲得が可能
- DeFi（分散型金融）分野への拡大
- ファントム（FTM）の購入に必要な仮想通貨が買える取引所はCoincheck
- Coincheckは取引所でのビットコインの取引手数料が無料
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仮想通貨（暗号資産）ファントム（FTM）とは？基本情報を紹介！
| ティッカーシンボル | FTM |
|---|---|
| 1FTMあたりの価格 | 61.95円（※2023年1月執筆時点） |
| 取り扱い開始 | 2019年12月 |
| 発行上限 | 3,175,000,000FTM |
ファントム（FTM）は、2019年に国際的なチームで構成されたFantom財団によってローンチされたプラットフォームです。
そのネイティブコインであるFTMは、イーサリアムが持つスケーラビリティ問題を解消することを目指しています。
そのため、FTMはイーサリアムキラーとも呼ばれています。
独自開発したFantom Operaをメインネットワークに使用しており、高速な取引と低コストな手数料を実現しています。
また、ファントム（FTM）は、スマートコントラクトを採用しているためDeFi（分散型金融）プロジェクトとの連携が取りやすい特徴もあります。
仮想通貨（暗号資産）ファントム（FTM・Fantom）の5つの特徴
仮想通貨（暗号資産）ファントム（FTM・Fantom）の特徴は以下の通りです。
ファントム（FTM・Fantom）の特徴
ファントム（FTM）の特徴を知ることで、イーサリアムキラーとしてのその性能の高さがわかるでしょう。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
ネイティブコインFTMを発行
ファントム（Fantom）は、ネイティブコインとしてFTMを発行しています。
FTMを保有するユーザーは、ファントムの運営に関わる投票に参加することができます。他にもFTMはファントムエコシステム上の手数料や支払い通貨としても使用されます。
ファントム（FTM）の発行上限枚数は、3,175,000,000枚で、既に全て発行されています。
総供給量のうちの87%にあたる約27億枚が市場に流通しており、残りはステーキング報酬として配布される予定です。（2023年1月執筆時点）
イーサリアムキラーとして開発
仮想通貨ファントム（FTM）は、イーサリアムキラーとして開発されたという特徴があります。
イーサリアムキラーは、イーサリアムに比べて取引処理やコスト面で優れており、イーサリアムの代替となる可能性を持つ仮想通貨のことを指します。
ファントム（FTM）は、イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題を解消し、イーサリアムの代替となることを目的に開発されました。
スケーラビリティ問題とは、取引データを記録するブロックに負荷がかかることで取引処理が遅くなったりや手数料が高くなる問題のことです。
これは、イーサリアムを利用するユーザーが増えたことと、取引処理の性能が取引量に追いついていないことが起因します。
ファントム（FTM）は、スマートコントラクトの実装や独自開発したFantom Operaのメインネットワーク採用によって高速な取引処理と安価な手数料を実現しています。
また、ファントム（FTM）は、イーサリアムと同じ開発言語でプラットフォームが作成できるEVM（ETH仮想マシン）に対応しています。
そのため、イーサリアムのブロックチェーン上に開発されたDeFi（分散型金融）をファントムのプラットフォームに移行することができます。
高速な取引速度を実現
ファントム（FTM）は、高速な取引速度を実現したプラットフォームです。
ファントムがメインネットワークに採用するFantom Operaは以下のような特徴を持ちます。
Fantom Operaの特徴
- コンセンサスメカニズムLachesis（ラケシス）を実装
- ブロックチェーンの代替となるDAGテクノロジーを採用
ファントムはこれらの技術を実装することで高速な取引処理が可能になっています。
コンセンサスメカニズムLachesis（ラケシス）は、取引を安全かつ高速で承認できるという特徴を持ちます。
取引データを記録する承認作業に膨大な計算を必要しないため、電力消費も抑えられ環境への負荷も少なく済みます。
また、DAGテクノロジーはブロックチェーンの代替として取引データの管理を行います。
ブロックチェーンとは異なり、ブロックごとに複数の取引データをまとめてから処理するのではなく、取引ごとに瞬時に処理を行うことができます。
スマートコントラクトを採用
ファントム（FTM）は、スマートコントラクトを採用しているという特徴があります。
スマートコントラクトは、あらかじめ定められたプログラムに沿って自動的に契約を実行することができます。
スマートコントラクトはイーサリアムブロックチェーンでも実装されています。
ファントム（FTM）は、スマートコントラクトを採用しているため、ネットワーク上にDApps（分散型アプリ）の開発が可能です。
また、ファントム（FTM）は前述した通りEVM（ETH仮想マシン）に対応しています。
そのため、イーサリアムのスマートコントラクトで開発されたDApps（分散型アプリ）もをファントム上に移行させることも可能です。
ステーキング報酬に対応
ファントム（FTM）は、ステーキング報酬に対応しています。
ステーキングとは、特定の仮想通貨を保有してそのネットワークの取引に参加することで、報酬として仮想通貨を受け取る仕組みです。
ファントムは、コンセンサスアルゴリズムPoS（Proof Of Stake）を採用しており、FTMを保有していることでステーキング報酬としてFTMが付与されます。
コンセンサスアルゴリズムとは、取引が正しく行われるように特定のルールに則って自動的に承認する仕組みです。
ファントムやイーサリアム（ETH）が採用するPoSは、特定の仮想通貨を保有することで承認作業に参加することができ、報酬が得られます。
ビットコイン（BTC）が採用するPoW（Proof of Work）は、承認に計算処理が必要になり、初めに正しく計算したユーザーに報酬が与えられます。
この方法は、計算に高性能な機械と莫大な電力が必要なため、環境に負荷を与えるとして問題視されています。
仮想通貨（暗号資産）ファントム（FTM）の価格動向をチャートで解説！
仮想通貨ファントム（FTM）は、2021年10月に3.4ドルを超える高値をつけてからは、2022年から始まる仮想通貨全体の停滞の影響を受けて下落傾向にあります。
しかし、2023年1月以降ゆるやかに上昇を見せており、現在は0.4ドル（60円）台で推移しています。（2023年1月執筆時点）
今後は、拡大傾向にあるDeFi（分散型金融）市場にファントムネットワークが浸透することで値上がりする可能性があるでしょう。
仮想通貨（暗号資産）ファントム（FTM）の今後・将来性を予想するポイント
仮想通貨（暗号資産）ファントム（FTM）の今後・将来性を予想するポイントは以下の通りです。
ファントム（FTM）の今後・将来性を予想するポイント
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
イーサリアムキラーとしての差別化
ファントム（FTM）の今後・将来性を予想するポイントとして、イーサリアムキラーとしての差別化が挙げられます。
ファントム（FTM）は、他のイーサリアムキラーと比較してもその性能の高さから今後需要が高まるだろうと予想されています。
イーサリアムとイーサリアムキラーの比較を表にまとめました。
| コイン名 | ETH （イーサリアム） |
FTM （ファントム） |
ADA （カルダノ） |
SOL （ソラナ） |
DOT （ポルカドット） |
AVAX （アバランチ） |
|---|---|---|---|---|---|---|
| リリース日 | 2015年7月 | 2019年2月 | 2016年10月 | 2020年3月 | 2017年10月 | 2020年9月 |
| ランキング | 2位 | 40位 | 8位 | 11位 | 12位 | 16位 |
| 時価総額 | 約25.45兆円 | 約0.17兆円 | 約2.22兆円 | 約1.17兆円 | 約0.96兆円 | 約0.74兆円 |
| トランザクション | 15件/秒 | 30万件/秒 | 100万/件（理論上） | 5万件/秒 | 1,000件/秒 | 4,500/秒 |
| 手数料 | 約1000円（0.005ETH） | 1円以下（0.0006FTM） | 約10円（0.19ADA） | 1円以下（0.00001SOL） | 約30円（0.03DOT） | 約5円（0.002AVAX） |
※2023年1月執筆時点
手数料は、仮想通貨のレートと取引量によって変動するので目安程度に参考にしてください。
イーサリアムキラーの全てはすでにイーサリアムとの互換性を実現させるEVMに対応しています。
性能を見るとファントムはその他のファントムキラーに見劣りがなく、手数料やトランザクションの点では優れていると言えます。
そのため、今後はユーザーのイーサリアム離れによる新しいプラットフォームとして関心を集める可能性は高いでしょう。
DeFi（分散型金融）市場の拡大
ファントム（FTM）の今後・将来性を予想するポイントとして、DeFi（分散型金融）市場の拡大が挙げられます。
前述したように、ファントム（FTM）は、スマートコントラクトの採用やEVMの対応、スケーラビリティ問題を解消したという特徴を持っています。
そのため、DeFi（分散型金融）の開発環境として適していると言えるでしょう。
ファントム（FTM）はそのような特性を生かし、積極的に様々なプロジェクトとの連携も行なっています。
例えば、ネム（XEM）のアップデートによって誕生したシンボル（XYM）は、2021年3月にDeFi（分散型金融）分野の強化を図るためにファントムとの提携を発表しました。
他にも、DeFi（分散型金融）プロジェクトの最近の傾向として、異なるブロックチェーン間での取引を可能にするマルチチェーン化が進んでいます。
このマルチチェーン化が進むことによって、安価な手数料を提供するファントム（FTM）を取引通貨として選ぶユーザーが増えるのではないかと予想されます。
ファントムコイン（FTM）購入するのに必要な通貨を買える取引所
Coincheck
| 取引所名 | Coincheck |
|---|---|
| 取り扱い銘柄数 | 17種類 |
| 取引手数料 ※BTCを購入した場合 |
・取引所：無料 ・販売所：スプレッド |
| 送金手数料（BTC） | 変動手数料制 |
| 最低取引金額 | ・取引所：500円以上かつ0.005BTC以上 ・販売所：500円（0.001BTC以上） |
Coincheckがおすすめの人
- アプリで気軽に仮想通貨取引を行いたい人
- 取引にかかる手数料を節約したい人
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Coincheck（コインチェック）はコインチェック株式会社が運営する仮想通貨取引所です。
Coincheckは、アプリのダウンロード数が国内No.1（※）という特徴があります。
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通知機能もついているため、チャンスを逃すことなく取引ができるでしょう。
また、この取引所は、ビットコイン（BTC）を含む4種類の取引所での取引手数料が無料というメリットがあります。
そのため、こまめな取引をしたい方も手数料を気にせずに取引することできます。
※2020年1月-12月（データ協力：App Annie）
【初心者向け】アプリダウンロード数No.1（※）
bitFlyer
| 取引所名 | bitFlyer |
|---|---|
| 取り扱い銘柄数 | 19種類 |
| 取引手数料 ※BTCを購入した場合 |
・取引所：約定数量 × 0.01 ～ 0.15%（単位: BTC） ・販売所：スプレッド |
| 送金手数料（BTC） | 0.0004BTC |
| 最低取引金額 | ・取引所：0.001BTC ・販売所：0.00000001BTC |
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- ビットコイン（BTC）を取引する人
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bitFlyerは、株式会社bitFlyerが運営する国内の暗号資産取引所で、三菱 UFJ キャピタルや三井住友海上キャピタルなどの主要メガバンクのベンチャーキャピタルが出資しています。
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楽天でのネットショッピングやHotels.comでの旅行予約でビットコインが獲得できるサービスも提供しています。
また、この取引所の特徴として、スマホアプリを使用することで即日から取引が開始できることが挙げられます。
本人確認書類をアップロードするのみで完了するため、めんどうな手続きなしですぐに仮想通貨投資が始められます。
※Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年〜2021 年の年間出来高（差金決済/先物取引を含む）
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GMOコイン
| 取引所名 | GMOコイン |
|---|---|
| 取り扱い銘柄数 | 23種類 |
| 取引手数料 ※BTCを購入した場合 |
・取引所：-0.01%（Maker）、0.05%（Taker） ・販売所：スプレッド |
| 送金手数料（BTC） | 無料 |
| 最低取引金額 | ・取引所：0.0001BTC ・販売所：0.00001BTC |
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また、レバレッジ取引に対応したアルトコインが多いという特徴も持ちます。
XRP（リップル）やLTC（ライトコイン）のような人気のアルトコインをレバレッジ取引することができます。
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仮想通貨（暗号資産）ファントム（FTM）の買い方・始め方
ファントム（FTM）の買い方を解説します。
現在のところ国内でファントム（FTM）の取り扱いのある暗号資産取引所はありません。（※2023年1月執筆時点）
そのため、取引には海外取引所の口座開設が必要ですが、当サイトでは安全面の点から海外取引所の利用を推奨していません。
仮想通貨（暗号資産）ファントム（FTM）の買い方・始め方
それでは、各手順について詳しく見ていきましょう。
手順1：国内取引所の口座を開設する
まずは国内取引所の口座を開設しましょう。
口座開設には本人確認書類が必要なため、事前に準備しておきましょう。以下のいずれかの書類を準備しておくと良いでしょう。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
口座開設が完了したら、口座に日本円を入金します。
取引所によって様々な入金方法が用意されており、方法によっては反映スピードや手数料が異なるため注意しましょう。
手順2：取引用の通貨を購入する
次に、取引用通貨を購入しましょう。
海外取引所での取り扱いがある通貨であれば任意のもので問題ありません。
迷った場合にはビットコイン（BTC）を選ぶと良いでしょう。
仮想通貨の送金時には手数料がかかるため、手数料も考慮に入れた数量を購入するようにしましょう。
手順3：海外取引所に送金する
次に、海外取引所の口座開設をします。
ファントム（FTM）の取り扱いがある取引所であればどこでも問題ありません。
Binance（バイナンス）の場合は、本人確認を必要とせず日本語対応もされているので比較的使いやすいでしょう。
海外取引所の口座が開設できたら、手順2で購入した取引のための通貨を送金します。
アドレス（宛先）を入力する際には入力間違いをしないようにコピー＆ペーストで入力するようにしましょう。
海外取引所は金融庁の認可・許可を得ていないため、当サイトでは非推奨になります。
手順4：ファントム（FTM）を購入する
最後は、ファントム（FTM）を購入します。
ファントムはステーキングにも対応しているため、保有しているのみで報酬が得られる可能性があります。
仮想通貨（暗号資産）ファントム（FTM）に関するよくある質問
ファントム（FTM）の時価総額と発行枚数は？
ファントム（FTM）の時価総額は171,897,390,179円で発行枚数は上限枚数の3,175,000,000FTMが既に発行されています。（※2023年1月31日時点）
ただし、そのうちの87%の2,772,547,796 FTMが市場に流通しており、残りの23％はステーキング報酬として配布される予定です。
ファントム（FTM）のステーキングができるFDPとは？ネットワークビジネス？
ファントム（FTM）のステーキングができるFDPはネットワークビジネスだと言われています。
FDPは、投資家に代わってファントムの運用を行うサービスです。
ファントムは、コンセンサスアルゴリズムにPoSを採用しているため、ステーキング報酬を受けることができます。
ステーキング報酬はファントムを保有していることで得られますが、ファントムをより多く保有しているユーザーに報酬が与えられやすいという特徴を持ちます。
そのため、FDPは投資家から資金を集めてより多くのファントムを購入し、ステーキング報酬を投資家に分配するという商法をとっています。
また、より多くの投資家を集めるために紹介制度をとっており、自分が紹介した投資家がFDPの提供するプランを購入した場合に紹介者に一部費用がキャッシュバックされます。
FDPを利用した場合には費用の同額分のファントムが購入されるわけではなく手数料がかかります。また、仮想通貨の価格変動は予想がつきづらく、必ず利益があるわけではありません。
これらのことを考えると自分でファントムを運用する方が利益が生まれる可能性があるかもしれません。
この記事の監修者
