無職のときは金欠に陥りがちになるため、プロミスでのキャッシングを検討している方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、無職の方はプロミスでの借り入れができません。
無職のままお金を借りたいときは、銀行のカードローンや年金担保貸付制度など、別の方法を検討する必要があります。
本記事では、プロミスで無職の方が借り入れできない理由や事例について解説します。
また、プロミスで無職の方が借り入れするための方法やプロミス以外でお金を借りる方法もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
プロミスは無職だと借入できないのは本当?
プロミスは無職だと借り入れができません。理由は次のとおりです。
- 安定した収入がないと審査に通らない
- 申し込みに必要な書類
それぞれの理由について詳しく解説します。
安定した収入がないと審査に通らない
プロミスの申し込み条件は次のとおりです。
- 満18歳~満74歳
- 利用者本人に安定した収入がある
- 高校生ではない
プロミスの申し込み条件の一つに、安定した収入があることと明記されています。
安定した収入の定義は、正社員やアルバイト、パートなどで継続的に収入を得ていることです。
そのため、収入が全くない無職の方の場合、プロミスの申し込み条件を満たしていません。
なお、審査なしを謳って勧誘しているカードローンも存在しますが、貸金業者は返済能力の審査をおこなったうえで融資するよう法律で義務付けられています。
審査なしのカードローンは違法性が高いため、利用しないように注意しておきましょう。
申し込みに必要な書類
プロミスに申し込む際には、本人確認書類、住所確認書類、収入証明書類が必要です。
本人確認書類は有効期限内のものを用意しましょう。
住所確認書類は6か月以内に発行されたものが有効です。
収入証明書は次の3つのいずれかに該当する場合に提出を求められます。
- 希望する借入金額が50万円以上
- 希望する借入金額と他社での借入金額の合計が100万円以上
- 申し込み時の年齢が19歳以下
無職の方で収入証明書の用意が難しい場合は、希望する借入金額を少なくしましょう。
なお、申し込み時の年齢が19歳以下の場合、借入金額にかかわらず収入証明書が必要です。
プロミスで借入ができない無職の例
プロミスで借り入れをするための条件は、利用者本人に安定した収入があることです。
そのため、次のようなケースでは安定した収入がないとみなされ、プロミスでの借り入れができません。
- 内定はあるが現在は無職
- 配偶者の収入で暮らしている
- 年金収入のみ
それぞれのケースについて詳しく解説します。
内定はあるが現在は無職
プロミスは安定した収入があることが申し込み条件なため、内定をもらっていても就業していなければ借り入れができません。
また、無職のまま借り入れをすると総量規制の法律にも抵触してしまいます。
総量規制は、年収の1/3を超える金額の貸付を規制する法律です。
内定をもらっていても無職の状態では収入が0円なため、法的な観点からもプロミスでの借り入れはできません。
内定をもらっている場合は、就業を開始したあとでプロミスに申し込みましょう。
配偶者の収入で暮らしている
プロミスは利用者本人の安定した収入が申し込み条件です。
そのため、配偶者の収入で暮らしている専業主婦(主夫)の方は借り入れができません。
なお、銀行カードローンであれば、配偶者貸付制度を利用して借り入れができる可能性があります。
プロミスのような消費者金融は基本的に配偶者貸付制度を採用していないため、配偶者の収入で暮らしている方は銀行カードローンを検討しましょう。
年金収入のみ
年金収入のみで暮らしている方も、プロミスへの申し込みはできません。
プロミスの公式サイトに「収入が年金のみの方はお申込いただけません」と明記されているためです。
プロミスに限らず、多くの消費者金融では年金収入のみの方への貸付を制限しています。
なお、銀行カードローンであれば、年金収入のみでも借り入れできるケースがあります。
カードローンには年齢制限が設けられているため、上限年齢を超えていないかを確認のうえ銀行カードローンの利用を検討してみてください。
プロミスで無職が借入をするためには
無職の方がプロミスで借り入れをするためには、毎月安定した収入を得る必要があります。
アルバイトやパートでも長期で働く見込みがあれば、安定した収入があるとみなされます。
専業主婦や年金受給者、学生の方であっても、アルバイト、パートで収入を得ていればプロミスへの申し込みが可能です。
プロミスで借り入れをしたい場合は、アルバイトやパートなどに応募し、安定した収入を得るところからはじめましょう。
プロミス以外で無職の方がお金を借りる方法
プロミスは基本的に無職では借り入れができません。どうしても借り入れが必要な場合は、別の方法を検討しましょう。
プロミス以外で無職の方がお金を借りる方法は次のとおりです。
- 銀行のカードローンに申し込む
- 生命保険の契約者貸付
- 総合支援資金
- 年金担保貸付制度
- 配偶者貸付
- 親族や友人にお願いをする
それぞれの方法について詳しく解説します。
銀行のカードローンに申し込む
銀行のカードローンも、プロミスと同様に安定した収入が申し込み条件となります。
そのため無職の方は基本的に利用できません。
しかし、アルバイトやパートなどで毎月安定した収入を得られれば、審査に通る可能性が高くなります。
また銀行によっては配偶者貸付制度を設けていたり、年金受給者も申し込みができたりと柔軟な対応をしています。
銀行カードローンは、プロミスのような消費者金融よりも上限金利が低い点がメリットです。
アルバイトやパートの収入で返済ができるかどうか不安な場合は、上限金利の低い銀行カードローンを利用しましょう。
生命保険の契約者貸付
生命保険の契約者貸付は、生命保険の解約返戻金を担保とした融資制度です。
契約者貸付を利用すれば生命保険を解約せず、解約返戻金の借り入れができます。
金利は約2%〜6%と低く、カードローンを利用するよりもリスクが少ない点もメリットです。
さらに今まで積み立ててきた保険料を元手に借り入れをするため、カードローンのような審査が必要ありません。
そのため、無職の方でも生命保険の積立をしていれば、契約者貸付による借り入れが可能です。
なお、保険会社によっては契約者貸付の制度を設けていないケースがあります。
契約者貸付の詳細は、自身が利用している保険会社に問い合わせてみましょう。
総合支援資金
総合支援資金は、厚生労働省が提供している生活福祉資金です。総合支援資金には次の3種類があります。
種類 | 内容 | 貸付限度額 |
---|---|---|
生活支援費 | 生活を再建するために必要な費用を融資 | 2人以上:月20万円単身:月15万円 |
住宅入居費 | 敷金や礼金など、賃貸契約を結ぶ際に必要な費用を融資 | 40万円 |
一時生活再建費 | 就職に関するスキル習得、公共料金の延滞、債務整理などの費用を融資 | 60万円 |
貸付対象となるのは、低所得者世帯や高齢者世帯、障がい者世帯などです。
自身が総合支援資金を利用できるかどうかは、お住まいの地域の社会福祉協議会に問い合わせてみてください。
年金担保貸付制度
年金担保貸付制度は、年金を担保にお金の借り入れができる制度です。
なお、年金担保貸付制度は2022年3月末日をもって新規申し込み受付を終了しました。
終了の背景としては、制度を利用することにより本来生活費に充当するはずの年金を返済に充当しなければならず、困窮を招いているケースが指摘されたためです。
年金担保貸付制度は今後も再開される予定はありません。別の借入方法を検討しましょう。
配偶者貸付
配偶者貸付は、収入がない専業主婦(主夫)の方でも、配偶者の年収をもとに借り入れができる制度です。
主に消費者金融や銀行系のカードローンで利用できます。
カードローンによっても異なりますが、一般的な配偶者貸付の利用条件は次のとおりです。
- 利用者と配偶者が満20歳以上
- 配偶者に安定した収入がある
- 配偶者の本人確認書類や収入証明書を提出できる
上記の条件を満たしたうえで申し込みをすれば、配偶者の情報を加味して審査が進められます。
配偶者に協力してもらえる場合は、カードローンの配偶者貸付制度を検討してみてください。
親族や友人にお願いをする
カードローンや国の公的制度の利用が難しい場合は、親族や友人にお願いしてお金を貸してもらいましょう。
お金が必要な理由を説明できれば、貸してもらえる可能性があります。
ただし親しい間柄とはいえ、お金の貸し借りは慎重におこなわなくてはなりません。
自身で借用書を用意し、返済期日やスケジュールについても相手が納得できるように説明しましょう。
借用書には法的な効力があるため、記載した返済方法や期日をもとに返済を進めていけば、個人間での金銭トラブルを避けられます。
プロミスを利用中に無職になる場合の対処法
プロミスを利用中に無職になる場合の対処法は次のとおりです。
- 無職になる前に限度額の引き上げをおこなう
- プロミスに連絡して返済金額の調整をおこなう
それぞれの対処法について詳しく解説します。
無職になる前に限度額の引き上げをおこなう
プロミスの利用中に無職になった場合、プロミスから新たな借り入れができなくなります。
無職期間中の生活資金に不安がある方は、限度額の引き上げをおこなって当面の生活資金を借り入れましょう。
増額審査が承認されれば、利用限度額が引き上げられます。
プロミスの増額審査は最短3分※となっており、自動契約機やインターネット、電話などで申請可能です。
プロミスの利用期間が長く、延滞を一度もしたことがなければ審査に通りやすくなります。
現在の利用限度額では生活が厳しい場合、無職になる前に増額申請をおこないましょう。
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
プロミスに連絡して返済金額の調整をおこなう
無職になる場合は、あらかじめプロミスに連絡をしなければなりません。
万が一連絡せずに放置していると、強制解約の措置が取られ一括返済を求められる可能性があります。
再就職先の内定がすでに決まっており、無職の期間が数か月だとしても必ずプロミスに連絡しましょう。
また無職の期間中は生活資金を確保する必要があるため、返済が負担になる場合はプロミスに連絡して返済金額を調整してみてください。
無職の期間は新たな借り入れはできないものの、相談すれば毎月の返済額を減らしてもらえます。
まとめ
無職の方がプロミスで借り入れできない理由や対処法について解説しました。
プロミスは安定した収入がある方を対象に融資をしています。
そのため、収入が全くない無職の方は借り入れができません。
アルバイトやパートなどで収入を得ていれば問題なく申し込めるため、無職の方は仕事に応募するところからはじめてみてください。
なお、銀行カードローンであれば、専業主婦(主夫)や年金受給者の方でも申し込みが可能です。
また生命保険や行政の貸付制度を利用してお金を借り入れる方法もあります。
アルバイトやパートが難しい場合、プロミス以外でお金を借りる方法を検討しましょう。