「月に何万、何十万も占いに使ってしまう」
「ささいなことも占い師に相談しないと不安でたまらない」
「一つの悩みを複数の占い師に相談するのが当たり前になっている」
「占いによる成功体験が多いと信じている」
こうした傾向が強いあなたは、占い依存症に陥っている可能性があります。占い依存症になると日常生活に支障をきたすさまざまな問題が生じるため、占いは答え合わせや参考程度に利用したいところです。
今回の記事ではどうして占い依存症になるのか、依存症を放置するとどうなるのかを始め、占い依存症の克服方法や電話占いの利用を避けたほうが良い人の特徴を綴ります。
少々怖い内容なので「占いなんて止めるべき!」という意見も出てきそうですが、正しく使えば占いは問題になりません。電話占い依存症を克服した人の体験談も集めましたので、ドキッとしたかたは原因と克服方法を抑え、占いに依存するのではなく主体的に扱えるよう方向転換をはかりましょう!
電話占い依存症とは?占いジプシーとは違うの?
依存症とは、日常生活や人間関係に支障をきたしているにも関わらず、どうしても特定の行為を止められない状態を指します。電話占い依存症と占いジプシーは厳密な意味では別物で、両者の違いは次のようになります。
電話占い依存症 | 占いジプシー | |
---|---|---|
行動 | 電話占いを日常的に利用する 決断や判断を占い師に委ね、言われたままに行動する傾向がある | 鑑定結果が自分の思う内容と少しでも違えば不満を感じる 次々と相談先(占い師)を変える |
依存の程度 | 自制が効かない | 自制が効く |
どちらも不安が原因で占いに頼っている状態ですが、「電話占い依存症」は幸運の訪れをただ待っている受け身の状態です。行動していても、それが占い師に言われるがままの内容で、自分で何も考えていないのなら主体性があるとは言えません。怖いのは、占いに使うお金が生活費を圧迫しても自己コントロールが効かず、どうにかお金を工面して、ちょっとしたことも相談しなければ不安になることです。
一方の「占いジプシー」は一つの悩みを複数の占い師に相談し、自分が望む答えを言ってくれる占い師が現れるまで満足することがないのが特徴です。ただ、当たる占い師探しの一環でジプシーをしいて、無理のない範囲で鑑定を受けているのなら依存とは言いません。
そうはいっても、複数の占い師に相談したことで答えが一致せず、余計に悩みが深まった結果、さらにジプシーを続けるという悪循環を招く危険も孕んでいます。この場合は単なる「占いジプシー」というよりも、ジプシーと占い依存症を併発している状態である可能性があります。
電話占い依存症になる原因とは
何かに凄く悩んでいる時は、気づかないうちに視野が狭くなっていることがあるものです。自分は占い依存症だという自覚の有無に関わらず、条件反射のように「とにかく占って欲しい!」となっている人は、目の前の悩みに捕らわれるあまり、依存の本当の原因に目が向いていない可能性があります。
電話占いを日常的に利用してしまう原因として、次の中で思い当たるものはありませんか?
- 強いストレスを感じているから
- 不安を一人で抱えているから
- 電話占いは夜間でも気軽に相談に乗ってくれるから
- 電話占いは料金が安いから
心理的な原因と、電話占いならではの要因とに分けて、占い依存症を生み出しやすい原因を紐解いていきましょう。
強いストレスを感じているから
占い依存に陥る根本的な原因は、あなたの中の強いストレス=不安かもしれません。たとえば、大切な誰かが不治の病で苦しんでいる時に、嘘でも「来年には必ず元気になる」と言われればその言葉にすがりたくなりませんか?
明確な形でストレスがない場合でも、慢性的に不安を抱えているとそれが当たり前になり、苦しみを自覚することが難しくなる場合があります。自覚の有無に関わらず、不安でいっぱいになっている人は占いに限らず何かに依存したり、欲しい言葉を求めたり、何かに没頭して苦しさを忘れようとするのは珍しいことではありません。
慢性的にストレスを抱えている状況下で新たにストレスを感じれば、その時感じる不安は慢性的な不安がない人の何倍もの強さになるでしょう。重大で慢性的なストレスは心身共に悪影響を及ぼし、酷い場合には人を死に至らしめることもあるので、「誰にだってストレスはある」といって軽視することはできません。
強いストレスを抱えている時に占いで気持ちが晴れた経験をすれば、悩みができる度に占いを頼るようになり、依存的になってしまうのも納得できない話ではないのです。
不安を一人で抱えているから
依存症を抱える人には、次のような心理的特徴があります。
- 人を信じられないので自己開示が苦手
- 自己評価が低く自信が持てない
- 不安と孤独感が強い
- 自分を大切にできない
- 見捨てられる不安がある
- 自分は人に尊重されないと感じている
こういう気持ちでいれば、自己評価の低さのせいで身近な人にもネガティブな話をすることを申し訳なく感じたり、相談しても軽くあしらわれるのではないか、弱い人間と思われ否定されてしまうのではないかなど、1人で問題を抱え込まざるを得ないさまざまな問題が生じてしまいます。
電話占いなら、料金さえ支払えばいつでも話を聞いて貰えるうえに、占い師の選択肢も豊富です。心の内を打ち明けられる人がいることは、日々を健やかに生きるうえでの大きな財産ですね。そうした状況を疑似体験できることで、依存心が刺激されてしまうのです。
電話占いは夜間でも気軽に相談に乗ってくれるから
多くの電話占いサイトは、24時間365日営業しています。自分のペースで、時間や場所を気にせず相談できることは電話占いの魅力の一つでしょう。
そして、このアクセスの手軽さが電話占い依存症を起こす要因の一つになっています。
また、夜間は私たちの身体が眠りの準備に入るべく、セロトニンがメラトニンに変化します。セロトニンが不十分になるため夜間は悩みやすくなるのが普通ですが、深夜や明け方に相談できるのは、友達でも何かしらのサービスでも選択肢が限られているのではないでしょうか?
「相談できるような相手がいない」という時でも、電話占いなら、スマホ1台で気軽に相談することができてしまいます。電話をすれば、いつでもしたい話ができるのは、慢性的にストレスにさらされていたり不安を抱えて苦しんでいる人にとっては大きな助けになりますが、これが過剰になれば依存症に陥り多額の出費を招いてしまいます。
電話占いは料金が安いから
鑑定料金の相場で言えば、電話占いは対面占いよりも高くつきます。しかし、電話占いには料金面で対面占いにはないメリットがあるうえに、最低料金ははなんと1分100円というお手頃さです。
対面占いは20分、30分、40分という時間枠で料金が決まっているのが一般的ですね。個人事務所や著名占い師であれば相場よりもずっと高額になりますが、まずは下記の20分あたりの一般的な料金を見比べてみてください。
下限~上限 | 20分相談した場合 | |
---|---|---|
電話占いの料金 /1分(税込) | 100~1,100円 | 2,000~22,000円 |
対面占いの料金 /20分(税込) | 2,200~11,000円 |
一見すると、20分間の最低料金は電話占いのほうが少し安いだけに見えますが、対面型の占いにはない電話占いならではメリットである『初回特典』や『お得なキャンペーン』、『無償でポイントが貰えるゲーム』をはじめとした多くの特典を併せれば、実際に支払う鑑定料金は上記の表よりもずっと安くなります。
どのくらい安くなるかはサイトごとの方針やキャンペーンの内容によりますが、よくある割引特典を利用した場合の例をあげるとこうなります。
20分間相談した場合の料金 | |||
---|---|---|---|
割引なしの場合 | 3,000円分無料特典を使用した場合 | 初回10分無料を使用した場合 | |
電話占いの料金 /1分(税込) | 2,000~22,000円 | 0~19,000円 | 1,000~11,000円 |
対面占いの料金 /20分(税込) | 2,200~11,000円 | 特典なし | 特典なし |
いかがでしょうか?電話占いのほうが、お得になっていることがお分かりいただけるかと思います。
特典が併用できたり、同じサイトを使い続けたほうがお得になるキャンペーンも多いため、低価格で何度も利用できることが依存症のリスクを高める一因となっています。
電話占い依存症は危険?なるとどうなる?
依存症は、依存行為を繰り返すことで脳が変化し、自己コントロールを失う病気だと言われています。電話占い依存症になることで生じる、具体的な問題は次の3つが代表的です。
- 電話占い利用で借金が増える
- 人間関係が壊れる
- 非主体的になる
置かれた状況次第で問題の内容は変わりますが、一つではなく複数の問題を生じやすいため、何にせよ自分自身や周囲の人のプラスになることはありません。
電話占い利用で借金が増える
電話占いは1分ごとに料金がかかります。占いに心を奪われ、止めたくても止められなくなる依存症になれば、当然ながら利用料金は増えるばかり……。
普通ならお金に余裕がある範囲で占いを楽しむものですが、依存症の人は占いでの出費にためらいがなくなり、人によってはお祓いや祈祷、縁結びといった方向にもお金を使い始めることもあります。
「これで最後にしよう」と誓ったはずが、ついつい占いに走ってしまったり、「自分は占い依存症ではない」「占いのお陰でうまくいっている」と言い張ることで事実を否認し、占い課金のために借金をしても、その問題を見てみぬフリをすることもあります。
占いでできた借金を占い師に相談するという悪循環に陥れば問題は一層悪化し、気づいた頃には膨大な借金だけが残っていた……という悲劇にも繋がりかねません。
人間関係が壊れる
依存症は適切な治療をしなければ徐々に悪化していくことが多く、症状が進むと本人だけの問題に留まらず、周囲を巻き込むことがあります。
人間関係を損なう問題は、次のような行為がきっかけになることが多いです。
- 占いのお金を工面することに手段を選ばなくなる(周囲の人に嘘をついてお金を借りる、消費者金融を利用するなど)
- 周囲が止めろといっても聞かず、隠れて鑑定を受ける
- 仕事や学校、家事を疎かにする
- 周囲の人の意見や感情に配慮しなくなる
依存症が進行すると嘘をつくことが増え、その嘘によって周囲を傷つけたり、家族が本人に変わって占いでできた借金を返済することもあります。かといって強引に止めようとすれば喧嘩になり、人間関係の悪化を招いてしまいます。繰り返し問題に巻き込まれた周囲の人は疲弊し、離れざるを得なくなることもあるでしょう。
こうした問題が起こる時は、必ずと言っていいほどコミュニケーションが疎かになっています。それだけでも人間関係を損なううえに、身近な人も正しい知識がなく、依存症の人の行為を「恥ずかしくて人に話せない」と思い周囲の目から隠してしまうことも。
依存症を本人の意思だけで直すのは困難ですが、治療すれば治る病気です。周囲の人も、まずは正しい知識を身につけてから依存症に向き合いましょう。
非主体的になる
頭の中が占いで一杯になっている依存状態では、占い師の言葉に心を奪われていますから、自分で考えて決める「思考リソース」に時間を割く余裕がありません。
「あの鑑定は当たるかな?」「この出来事がそうかもしれない!」というふうに、人に言われたこと(鑑定結果)を中心に物事を見続けていれば、主体性を失ってしまうのも自然な成り行きです。
そもそもに、依存症は主体性を失う病だと言われています。占い依存だけに限らず、いかに自分で考える力を取り戻すかが主体性を回復させ、依存症から抜け出す道ではないでしょうか。
依存症は依存対象を絶対視し、最優先にする傾向があるので、占い依存を厳しい言葉で否定したり無理に取り上げるべきではありません。強引な言動は敵対行為だと思われ距離を置かれてしまうので、緊急時以外はさり気ない言葉で「自分で考えて貰えるようなクエスチョンを提案」するようにしましょう。
電話占い依存症から抜け出すために|克服方法を解説
依存症を克服する手段は色々ありますが、占い依存の場合は下記の方法が有効です。
- 自分で答えを考え、占いは答え合わせに利用する
- はじめに予算を設定して電話占いのスケジュール帳を作成する
- 霊視能力だけでなく心理学にも強みを持った占い師に相談する
- 心理カウンセラーに相談する
まずは、依存症について正しい知識を持つことが回復への近道です。依存症から抜け出したいかたは、本やネットで知識を吸収しつつ、この4点を現実的な手段として検討してみてください。
自分で答えを考え、占いは答え合わせに利用する
占い依存を克服するには、占いに判断をゆだねるのではなく、自分なりの考えや気持ちに向き合い、先に結論を出しておくことが大切です。これは占いを依頼する前に熟考しておきたいころなので、まずはあなたがどうしたいかを明確にし、ゴールを見据えた計画を立てましょう。
- この先どんなことが待ち受けているのか
- どんなことに気をつければいいのか
- どうすればゴールにたどり着くのか
情報収集しながらこれらを検討する過程では、知るべきこともたくさん出てくるでしょう。そして自分の中で結論が出たなら、その後に鑑定を受けます。占いで導き出された答えを部分的に受け入れつつも盲信はせず、あなたの考えや予測を補強する意味で参考にし、自分で立てたプランをブラッシュアップしてください。
そうするうちに状況分析力や判断力も磨かれ、じきに依存から脱却する方向に向かえるでしょう。
はじめに予算を設定して電話占いのスケジュール帳を作成する
思いつくまま電話占いを利用しては、依存症は良くなりません。とはいえ、ある日突然鑑定を受けることを一切止める!というのも、なかなかハードルが高いのではないでしょうか。
全てを断ち切ることなく、負担のない範囲で鑑定を受けられる方向を目指すためには、まずは毎月占いに使う金額を決め、その予算内で鑑定を受けるようにしてみましょう。
例えば、毎月2万円の予算を設定すれば、この位の回数鑑定を受けることができます。
1ヶ月の予算20,000円の場合 | |||
---|---|---|---|
鑑定料金/1分(税込) | 相談時間 | 1回あたりの合計金額 | 1ヶ月の利用可能回数 |
250円 | 20分 | 5,000円 | 4回 |
300円 | 6,000円 | 3回 | |
420円 | 8,400円 | 2回 | |
500円 | 10,000円 | 2回 |
「たったこれだけしか鑑定が受けられないの?」と思われるかもしれませんが、キャンペーンやボーナスポイントを使うことで、いくらか回数を増やすこともできます。
また、『毎週〇曜日は鑑定を受ける日』と決め、いつ、どの位予算を使ったかを記入するスケジュール帳を作ることも、自己コントロールの一助とすることができます。厳しいようですが、鑑定時間も自分で決め、時間が来れば電話を切るよう意識してください。
霊視能力だけでなく心理学にも強みを持った占い師に相談する
占い師に相談することで、占い依存を克服できたという人が一定数いることをご存知ですか?中には悪質な占い師もいるようですが、占い依存症者を「お金になる相手」と思わず、そこから脱却できるよう後押ししてくれる占い師もいるものです。
信頼できる先生が見つかれば、その人1人に絞って鑑定依頼をするのも良いでしょう。
また、占いだけでなく心理学に強みを持つ占い師を選ぶのも効果的です。公認資格ではなくても、きちんと勉強をしてきた人なら、依存症についての知識もあり、接し方のノウハウも心得ているはずです。心理学の知識は、鑑定とは別にあなたとの会話の中で活かされ、依存症の原因に目を向けるために必要な助言を与えてくれるでしょう。
占いに依存している場合、他の人の話は聞き入れにくくても、占い師の話であれば耳を傾けやすいというメリットにも期待できます。
心理カウンセラーに相談する
占い依存の克服のためには、心理カウンセラーを頼ることが有効です。心理カウンセラーであれば、依存症がなぜ起こるのかも、そこから抜け出すための手段も理解しています。
占い依存は結果であり、原因ではありません。何かに依存する原因はさまざまですが、実はあなた自身がとっくに過ぎ去ったと思っている遠い過去に問題の根があることも珍しくありません。
原因となる心の傷は、放置され続ければ色々な方向に枝葉を広げます。原因から問題がどのように広がり、そこにどのように対処してきたかを深く見つめて自己洞察を深めれば、占い依存の克服だけではなく、人間関係を中心に人生全般にとってもとても良い影響をもたらすでしょう。
心理カウンセラーであれば、あなたの揺れ動く気持ちをいたずらに刺激せず、依存から自立に向かううえで必要な自己理解を深めるための対話や、取り入れやすい自立へのアプローチ方法も提案してくれます。
電話占い依存症になりやすい人|電話占いを避けた方がよい人
次の3つの特徴に当てはまる人は、占い依存症になりやすい傾向があるため、手軽にアクセスできる電話占いの利用は避けたほうが良いでしょう。
- ストレスに弱く不安になりやすい人
- 周りの意見に流されやすい人
- 行動できない人
これらの特徴は生まれつきのものではなく、これまでの人生の中で、受け入れざるを得なかった影響の結果である可能性があります。一つずつ特徴をピックアップしていきますが、全て今からでも伸ばすことができる要素なので、「今はこんな感じかもしれないな」程度に読んでみてください。
ストレスに弱く不安になりやすい人
人間誰しも、不安が強い時には何かにしがみつきたくなるものです。ストレスへの耐性は人によって異なりますが、下記のような特徴に複数当てはまっているのなら、あえて電話占いは利用しないほうが無難です。
- ささいな変化にも不安を感じる
- 不確かなことが怖い
- いつも緊張している
- 見捨てられる不安がある
- ストレスが心身に影響している
こうした状態があなたを苦しめているのなら、日ごろから何かに駆り立てられたような気持ちで過ごしているのではないでしょうか。この場合は刺激(ストレス)に弱くなるのは当然で、自分で思うよりも消耗している状態である可能性は大。
電話占いはその便利さから依存症を生み出しやすいうえに、ストレスと不安に晒された状態では、一層依存心を刺激される恐れがあります。だからと言って「ストレスに弱い自分は駄目だ」などとは思わず、現状は人生の通過点にすぎないのだと思っておいてください。
周りの意見に流されやすい人
自己主張が苦手で、周囲の人の意見に流されたり、迎合してしまうことが多い人も電話占いの利用には注意が必要です。
人に流されてしまう理由も、そうすることで得たい結果もそれぞれでしょう。しかし、周囲に流され迎合することにはデメリットがあります。それは、人から利用されてしまったり、信頼されなかったり、何より自分を見失い依存的になってしまうことです。
こうした危うさを孕んだ状態で電話占いを利用しても、鑑定結果を参考程度に留めておくことができず、占い師に迎合して自分自身をいたわることを疎かにしてしまうかもしれません。占い師の言うことを真に受け過ぎて、あなたの考えを脇においやり、結果的に自分軸を失ってしまうことも考えられます。
周りに流されやすいあなたは、とても優しい人なのでしょう。ですが、周囲よりもまずは自分自身の気持ちを労わることを優先したほうが、素早く自立に結びつきます。
行動できない人
自分で決めて行動することができない人も、電話占いの利用は避けたほうが無難です。
「鑑定結果を参考に行動の指針を練り直したい」とか、「一歩踏み出すために背中を押して欲しい」など目的意識がハッキリしているのなら問題ありませんが、ただ不安に駆られて「悩みがどんな結末を迎えるか」「あの人は自分をどう思っているか」を聞きたいだけであれば、占いも無駄になってしまいます。
お悩みが堂々巡りをしている時は、行動力が失われていることが多いです。これは性格の問題ではなく、脳と心の不調に起因しているのかもしれません。あまり自分を責めず「今は鑑定を受けても活用しずらい時だ」と思って、電話占い以外の方法でお悩み解消を目指しましょう。
また、鑑定結果を参考にしても行動に移す余裕がない、もしくは望む未来を実現する努力をせず、幸運を待っているだけのかたにも電話占いはおススメできません。
電話占い依存症から抜け出せた人の体験談
最後に、電話占い依存症から抜け出せたかたの体験談をご紹介します。体験談によると、依存症のはじまりは対面占いだったものの、便利で繋がりやすい電話占いの存在を知ってハマってしまったかたもいる様子です。
また、占い師により占い依存から抜け出せたかたの話もあるので、気になる方はご一読ください。
私も1ヶ月前は占いジプシーでした。
元カレに振られたことがきっかけで、1度行ったことのあった占いのお店に行き復縁できるかどうかを見てもらったのがことの発端でした。
振られた直後で情緒不安定、鑑定中に泣き始める私を見て「復縁できない」と言う訳ないですよね(笑)
でもその時は「戻れるよ」という言葉が心の支えでした。ですが毎回店舗に足を運ぶのは億劫だったのと、復縁する方法を調べていた時に電話占いがあることを知りました。
それからです、私は手当たり次第いろんな占い師に電話をかけました。精神的に不安定で仕事も行かずお金もないのに15万ぐらい電話占いに使いました。自暴自棄でした。
そんな中、1人の占い師に出会いました。その人は他の占い師とは違い、相談にのってくれる先輩のような人でした。
その占い師に「占いジプシーになってない?」と言われ、占いジプシーって何だろって調べたらやっと自分の状況を客観視することができました。また、この知恵袋でも占いジプシーについて相談してました。その時にある方が「元カレにも依存してるのに占いにまで依存しててどうするんですか」と回答してくれたんですね。
確かにその通りだと思いました。
お金もどんどん無くなり生活が苦しくなってきたのもあり、そこで私はやっと電話占いを辞めることができました。電話占いに使ったお金があればハイブランドのバッグが買えたのに…と思うとアホなことをしていたなと思います。
質問者さんがなぜ依存してしまったのか原因が分かりませんが、依存してるうちは誰に何を言われてもお金が底をつかなければ辞めれないと思います。
占い師のカモになるよりブランド物を買ったり自分に貢いだ方がいいですよ。
引用:Yahoo!知恵袋
私も占い依存症でした。
次から次に電話してました。
いい事を言われても本当なのか?と答え合わせするように。。そんな中、エキサイトのあさえ先生に出会い、依存を脱出できました。
先生のいうとおりに未来が当たった事、などがあり、占いするのは先生だけにしました。
質問者さんは、彼と復縁が希望のようですが、鑑定だけでなく、縁結びなどしてくれる先生がいいとおもいます。あさえ先生は、縁結び(無料)ですし、祈願(無料)を頼めばしてくれます。
引用:Yahoo!知恵袋
質問者さんも、ピンクのダブルハート(パワーストーン、恋愛成就)をもったり、するといいとおもいます。
ちなみに、私は旦那とうまくいくようになりました。
鑑定だけでなく、自身でも頑張ってみましょう。
私も、不安で仕方がない時代、ハマりました。
雑誌の末尾の占いコーナー、ゲームセンターの占い、電話の占い(月数万円使いました)。
だけど、救われず依存していただけ。
結婚が決まってからはパッタリしていません。
引用:発言小町 古伊万里
自分の状況を変えるしかないかも。
いかがでしょうか?この3名の方々は、こうした理由で占い依存から離れることができたようですね。
- 占いに依存している自覚を持った
- 人に相談した
- 良い占い師に出会えた
- 状況が良い方向に変わった
きっかけは何にせよ、良い出会いを得て開放に向かわれたようで何よりです!
まとめ
電話占い依存症の診断には専門的な知識が必要ですが、大切なのは正確な診断ではなく、本人とその周囲の人が苦痛を感じていないか、生活に悪影響を与えていないかという点です。
依存症を否認したり、自覚がない場合も同様に、電話占いを過度に利用することでデメリットが生じていないかを中心に今後を考えましょう。
占い依存は克服可能です。自己理解を深めると同時に、できるなら周囲の人にも理解してもらいながら少しずつ主体的に行動するようにすれば、いずれ占いに頼らず自分で未来を切り拓けるようになるでしょう。
主体的に考え行動できるようになれば、その時こそ占いが有効な補助ツールとして活かされます。