【掃除が大変？】お風呂を引き戸にして後悔・失敗した事例5選

引き戸にすることで使える壁面が一面減るため、洗面台の位置が限られます。中折れ戸や開き戸であれば、浴室のとなりに洗面台を置けます。しかし引き戸の場合、ドアの引き込み部分になってしまうため壁面が一箇所使えません。

また、中折れ戸や開き戸に比べて密閉性が劣るからか、浴室内の声や音が漏れやすく感じます。あと、ユニットバスは中折れ戸や開き戸が標準タイプなことが多いです。引き戸にするとオプション料金を取られるため、値段が少し上がります。

お風呂を引き戸にするなら、洗面台・脱衣スペースも含めて広さや設置スペースの確認をしましょう。

浴室への出入りは快適になる一方で、洗面台や洗濯機などの配置によっては無駄なスペースができかねません。実際の広さよりもせまく感じることがあります。メリットとデメリットを比較して、自分にとって重要な方を取ったほうがいい。

住み始めて半年経ちますが、現状後悔はしていません。多少の不便は感じるが、他の方法（折れ戸・ドア）のデメリットを考えると後悔するほどではないからです。

強いて言えば、やはりレール掃除はイライラする時があります。でも賃貸の時の折れ戸よりずっとラク。2日に1回洗濯物を回す現状を考えると、風呂湯をとれなくなるドア式よりは引き戸のメリットの方が高いと感じています。

折れ戸・ドア・引き戸のそれぞれのメリット・デメリットをきちんと把握しましょう。そのうえで1番使いやすい仕組みを選ぶのが重要です。

折れ戸はスペースが取りやすい、ドアには掃除がしやすく締め切りやすいなどのメリットがあります。我が家が大切にしている洗濯時の風呂湯の取り込みなんて、人によっては何の意味もないと思います。せっかく大金を使って買う家だから、自分や家族にとって何がいいかを考えましょう。

上下のレールにゴミやホコリ、髪の毛が溜まりやすいです。

お風呂の扉を引き戸にする場合、扉を可動させるために上下にレールが必要です。そのレール部分にゴミやホコリ、髪の毛が入り込んでレール内に溜まりやすいので、こまめに掃除しなければなりません。掃除機ではなかなか吸いきれないので、綿棒や歯ブラシでが必須です。

お風呂の扉を引き戸にするのであれば、十分なスペースを取ることが大切です。また、レール部分を取り外せるような構造にすることで、掃除がしやすくなります。

あと、引き戸の収納部分で他の収納スペースがなくなります。引き戸の収納部分の横に洗濯機や洗面スペースを設けることで有効に利用できると思います。

突っ張り棒などを取り付けられないことを後悔しました。

我が家は右側に扉を引いて入り、入って右側にシャワーが設置されています。右利きなので、ブラシやタオルをぶら下げるための突っ張り棒を右側に設置したいのですが、引き戸の扉が引っかかってしまうため設置できません。結局ちがう場所に設置しましたが、やはり不便なので後悔しました。

家族全員が右利きならば、シャワーを正面に見て左側に引き戸がくるようにすると良いと思います。イヤでなければ、貼り付けるタイプの突っ張り棒を引き戸自体に設置するのもアリです。

あと、お風呂場の後ろにS字フックなどを引っ掛けられる棒を設置したり、S字フックにカゴをつけた物をお風呂場の洗濯干し竿に引っかけるのも良いと思います。

後悔しているポイントは、ダントツで掃除がしにくい点です。

掃除がしづらい場所は引き戸のレールです。レールの下側は、どうしても髪の毛やホコリを巻き込んでどんどん黒い汚れがたまります。また、引き戸を引いたスペースには洗濯機を置いており、そもそも手が届かないので掃除がより大変になりました。

上側のレールにも、内側にものすごい汚れやホコリがたまります。上側は普段あまり見ないので、ふと気付いたときにどす黒く汚れがたまっているとかなりドン引きして嫌な気分になりました。

掃除することを考慮したスペースを、設計段階からしっかり確保すると良いと思います。

また、引き戸は壁部分が少なくなるため突っ張り棒などを設置するスペースが減ります。オプションで天井から吊り下げるタイプの物干し竿を付けられるため、引き戸にする際には合わせて採用すると良いです。

力の弱い子供や高齢者でも、安全にドアを開閉できます。

以前はマンション住まいで、中折れ戸でした。中折れ戸の力の入れ具合や引っ張る方向にコツがいること、手を挟みそうになるなどの危険性、どちら側に開いてもスペースを取ることのデメリットにばかり目が向いていました。

しかし、引き戸にすると軽い力でガバっと大きく開きます。そのため、浴室で転んだり怪我をするなどのトラブルがあった時に、その人の位置が悪くドアが開けられないなんてことがありません。将来の介護を見越しても、引き戸にして正解だったと思います。

風呂湯を取りやすいし、掃除もしやすいのが良かったです。2つのメリットと、他の選択肢よりデメリットが少ない現状に満足しています。

2日に1回洗濯物を回しているので、風呂湯の取り込みは大事です。少し戸を開けておくだけで簡単にできます。

また、掃除もしやすいです。締め切りっぱなしではカビが心配ですが、お風呂から出てから朝までは締め切って換気扇を回す、朝起きてから夕方お風呂に入るまではドアを開けておくことが簡単にできてうれしい。全くカビが出てないとは言えませんが、イライラするほどのレベルではなくて掃除もラクです。

掃除をする時はドアごと外してザーッと洗えます。ついでにレールも洗っていますが、折れ戸のときに比べれば数段ラク。奥の方のレールはなかなか掃除できない場所にあるので結構ホコリっぽくなってしまうこともあるけど、きれい好きでもないのであまり気になりません。

お風呂を引き戸にして良かったことは、出入り口が広い・扉が丸洗いできることです。

引き戸は、通常の折り畳み式扉よりも開口部が広くとれます。将来的に介護する場合も、介助者と並んで出入りができるので安全。また、引き戸は取り外しが可能なので、扉を外してシャワーで丸洗いができます。大掃除の時もスムーズです。

開ける際にスペースをとらないのが良いです。開ける時にスペースを取らないことは事故防止にも繋がります。

我が家の洗面所はスペースが広くなく、洗濯機も洗面所にあります。押し扉の場合、お風呂から出た人が開けた扉と洗濯をしている人がぶつかって危ないと思い、お風呂を引き戸に変更しました。おかげで、お風呂場から出る人と洗面所にいる人がぶつかりません。今はそれが当たり前になっていますが、ふとした瞬間に良かったなと思います。

引き戸は扱いが容易で、幼児でも安全に開け締めできます。

中折れタイプの扉の場合、間に手や足の指を挟む可能性があり幼児に触らせるのはリスクがあります。実際、指を挟んで軽く出血したことがあります。一方引き戸は引くだけなので、幼児でも簡単に開け閉めができるうえ、怪我をするリスクも低いです。触ってはダメと注意をする必要もなく、安心して見守れます。