過去にマイホームや賃貸用新築アパートを建てた経験のある私が、地盤調査・地盤改良工事にかかる費用について解説します。
この記事では、地盤調査&地盤改良工事の内容・かかる費用について書きました。
過去に「木造30坪」の家を建てた時に、実際にかかった費用や報告書を公開していますので最後までご覧ください。
- 地盤調査って?地盤改良工事って?
- 費用の目安はいくら?
- どんな場合に地盤改良工事が必要になるの?
- 「弱い」「強い」地盤の調べ方は?
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ハウスメーカー探しでいきなり展示場へ行くのはNG。来場した時点で担当者が決まりますが、エースや支店長クラスはフラッと訪れた人にはまずつきません。
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地盤調査とは?
地盤調査とは、家を建てる予定の土地の地盤を調査すること。地盤調査によって、家を建築しても問題ないかどうか、がわかります。
調査の結果、問題がなければそのまま建築工事が開始できますが、問題がある場合は、地盤改良工事をしなければいけません。
地盤調査は、家を建てる時には必ず行わないといけない調査。
ハウスメーカーや工務店の見積書に含まれていない場合もあるので、チェックをお忘れなく。
地盤調査の方法
地盤調査で、最も一般的なのは「スウェーデン式サウンディング試験」という方法。
先端がスクリュー上になった棒を回転させながら地盤にねじ込むことで、地盤の硬さや土層の構成を測定することができます。
我が家の場合も、「スウェーデン式サウンディング試験」でしたよ。
地盤調査やスウェーデン式サウンディング試験について、わかりやすく解説されている動画なので、宜しければご覧くださいね。
スウェーデン式サウンディング試験の費用は?
一般的な木造住宅の場合、5万円程度の費用で地盤の強さを確認できます。
我が家の場合、土地が約60坪、建物が約30坪で地盤調査の費用は、ちょうど5万円(税別)でした。
地盤調査の報告書を公開します!
実際に、地盤調査をした時の報告書をお見せしますね。
まずは、地盤調査の概要です。
次に、地盤調査の調査結果です。
自沈層(じちんそう)とは?
スウェーデン式サウンディング試験で、おもりの重さだけで沈む層のこと。つまり、とてもやわらかい地盤であることがわかります。
調査の結果、残念ながら「地盤改良工事が必要」ということでした。
結果が出た当時は、余計な費用がかかることがわかりショックでした。
地盤調査代込みの相見積もりもとって、費用面で慌てないように準備しておきましょう。
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地盤改良工事とは?かかる費用の相場は?
地盤改良工事とは、弱い地盤の上に家を建てられるようにするために、地盤を改良する工事。
地盤調査の結果、問題が見つかった場合に限り「地盤改良工事」が必要となるわけですから、地盤に問題がなければ不要となります。
我が家の場合、「弱い地盤」という結果が出たわけですが、ちなみに元々田んぼだった土地でした。
主な地盤改良工事は、「表層改良」「柱状改良」「鋼管杭改良」の3種類。
地盤の状態や建物の重さによって、適切な工事内容が決まります。
それぞれの特徴とかかる費用の目安をご紹介します。
表層改良(木造30~40坪:80万円~150万円程度)
硬い地盤が比較的浅い層に確認できた場合、「表層改良」を行います。セメント系固化材を混入しながら面的に地盤改良する工法。
3種類の中で、最も安くできる方法です。
掘削する深さや土質などに左右されますが、埼玉県ホームページによると80~150万円ほどの費用がかかるとのことです。
柱状改良(木造30~40坪:100万円~200万円程度)
比較的深い層に硬い地盤が見られる場合は、「柱状改良」を行います。セメント系固化材と現況の地盤をかき混ぜることで、コンクリートの柱をいくつも作る方法です。
掘削する深さやコンクリート柱の数などに左右されますが、玉県ホームページによると、100~200万円程度が費用の目安とのこと。
私が家の場合、「形状改良杭工法」でした。
鋼管杭改良(木造30坪の場合150万円~250万円程度)
最後に、鋼製の杭を硬い地盤まで差し込んでいく「鋼管杭」です。深い位置に硬い地盤が見られる場合に使われます。
埼玉県ホームページによると、費用の目安は150~250万円ほど。
費用の目安をご紹介しましたが、実際にかかる費用は、もっと安くなる可能性もあります。
あくまでも参考までにお願いします。
田んぼだった土地に、地盤改良工事しました!|費用は67万円
我が家の土地は、元々田んぼでした。
木造2階建て30坪で、地盤改良工事にかかった費用は、67万円(税別)でした。
見積書や報告書をお見せしますので、参考にしてくださいね。
まずは、地盤改良工事の見積書です。
次に、地盤改良工事の報告書です。
地盤が弱いため硬い地盤まで届くよう杭を打ち込むとのこと。
直径600mmの太さで、2.5~3mの長い杭を34本も打ち込むことで、ようやく家が建てられる状態になりました。
地盤に問題なければ、改良工事費67万円は不要だったはず。
できれば硬い地盤の土地を選ぶことをおすすめします。
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地盤改良工事で起こりうるトラブルとは?
我が家の土地の場合、「埋蔵文化財包蔵地」に指定されていたため、工事の途中に石器や土器など遺物が発掘される可能性がありました。
結局、何も発掘されずに計画とおりに工事が進んだので良かったです。
もし、地盤改良工事途中で、埋蔵文化財が見つかった場合は、一旦工事がストップする上、特殊な工法が必要になる可能性もあるので、さらに費用がかかる可能性もあります。
軟弱地盤や硬質地盤は、どういう地域に多いの?
弱い地盤の土地を選んでしまった場合、地盤改良工事が発生することがわかりましたね。
そもそも弱い地盤はどういう地域に多いのでしょうか。一方、硬い地盤はどういう地域に多いのでしょうか。
「地盤の調べ方」を知っておくと土地探しがしやすくなりますよ。
「軟弱地盤」と「硬質地盤」の特徴
軟弱地盤の特徴は、やわらかい粘土や砂から構成され、土の強度が弱い地盤のこと。
かつて田んぼ・畑・湖・沼地・河川・池だった場所を埋め立てた土地などは軟弱地盤の可能性があります。
硬質地盤の特徴は、岩盤や砂礫を多く含む土地で、土の強度が強い地盤のこと。
地震の揺れに対しても揺れにくい性質があります。
「硬質地盤」な地域を選ぶ方が良さそうですね。
ただ、地盤だけで土地を選ぶわけではなく、我が家の場合、土地を選んだ決め手は、「田んぼに囲まれたロケーション」でした。ロケーション以外にも利便性や学校までの距離なども、土地を選ぶ上で重要な要素ですからね。
軟弱地盤の可能性が高い土地とは?
気に入った土地を見つけたとしても、下記に当てはまる土地の場合は要注意。
地盤改良工事費用が追加でかかってしまう可能性が考えられます。
- 畑や田んぼ
- 河川の近くや海の近く
- 水害が多い地域
- 埋立地
- 団地などの傾斜地
「軟弱地盤マップ」で必ず確認しよう!
確実に「軟弱地盤」「硬質地盤」を見極める方法ではありませんが、私が普段、不動産投資で土地を仕入れる時に使うツールを紹介します。
そのツールとは、「軟弱地盤マップ」です。
軟弱地盤マップとは、地盤調査会社ジオテックが提供してるサービスで、無料で地盤の強度を調べることができます。
過去14年間に実施したスウェーデン式サウンディング試験と地盤補強工事のデータが登録されています。
ただ、あくまでも調べたい土地の周囲の地盤で参考程度にしかならないので、より確実に地盤の強度を調べたい場合は、以下の方法をおすすめします。
- 近所の住民に聞いてみる
- 不動産屋に聞いてみる
「近所の住民」と「不動産屋」に直接聞くのはハードルが高い…。
と思われるかもしれませんが、安心してくださいね。
意外と親切に教えてくださいます。
・地盤は柔らかいですか?硬いですか?
・地震があった時に、揺れやすいですか?
・お家を建てる時は、地盤改良工事は実施されましたか?
大きな買い物なので、私はストレートに聞いちゃいます笑
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今回の記事の要点は以下のとおりです。
- 地盤調査にかかる費用は5万円程度
- 地盤改良工事にかかる費用の目安は、木造30~40坪の場合、表層改良で80~150万円程度、柱状改良は100~200万円程度、鋼管杭改良は150~250万円程度
- 実際に地盤改良工事の「柱状改良杭工法」で、かかった費用は67万円
- かつて田・畑・湖・沼地・河川・池だった土地などは軟弱地盤の可能性が高い
理想のマイホームづくりにおいて土地はかなり重要なポイントです。
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また、希望条件込みで相見積もりをとれるので、地盤調査代を必ず入れておきましょう!地盤改良工事代がかかった場合に、どこを削れば予算内に収まるかなどを考えておくと費用面も安心ですね。
一生住む土地で失敗したくない人はぜひお試しください!
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優秀な営業マンがつく可能性を上げるには、候補の会社に「魅力を感じていて買うつもりがある」と予約メールで示したうえで来場するのがポイントです!
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実際に87%の人が6社以上のカタログを入手!
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