理想のおうちでは、透明性を重視しています。このため私たちはハウスメーカー、工務店を評価する方法を公開しています。
理想のおうちの評価方法は、厳格な編集ガイドラインを満たし、読者が満足のいく家づくりを選択できるお手伝いをします。
評価は、ハウスメーカー経験者、注文住宅を建てたメンバー、読者へのアンケ―ト結果によって決定します。特定のレーティングに関する質問についてはお問い合わせください。
評価項目と判断基準
理想のおうちの評価項目は6項目あります。これは、様々な経済環境、嗜好の方が、正しくハウスメーカー、工務店をを選ぶために必要な項目です。
価格 | 建築できる価格帯か |
設計・デザイン | 設計、デザインの自由度は高いか |
耐震性 | 耐震性に優れているか 耐震等級ベースはいくつか |
断熱性 | 断熱性に優れているか 断熱性能等級やUA値はいくつか |
アフターサポート | アフターサポートは充実しているか 保証期間や点検期間は長いか |
会社の安定性 | 保障やアフターフォローを継続できる体力があるか |
価格
価格はハウスメーカーを選ぶ際の重要なポイントです。その理由は以下の通りです。
- 予算内に収めるため
注文住宅は希望や要望に応じてカスタマイズが可能なため、ついつい建設費用が高くなる傾向があります。予算を事前に設定しておくことで、建築費用を把握し、予算内で注文住宅を建てることができます。 - 将来の負担を避けるため
注文住宅を建てる際に、予算をオーバーしてしまうと、将来、住宅ローンの返済が負担になる可能性があります。また、高額な住宅ローン返済のために、生活が制限されることもあります。適切な価格で注文住宅を建てることで、人生が豊かになります。 - 資産価値を考慮するため
注文住宅を建てる場合、将来的な人生設計の変更に伴う売却も視野に入れる必要があります。建築費用が高額だと、売却時の資産価値が相対的に下がってしまう可能性があります。市場価値に対して、適切な価格で注文住宅を建てることで、将来的な転居時の資産価値を維持することができます。
価格の評価基準
5 | 坪単価*平均が60万円未満 |
4 | 坪単価*平均が60万円〜 |
3 | 坪単価*平均が70万円〜 |
2 | 坪単価*平均が90万円〜 |
1 | 坪単価*平均が100万円〜 |
設計・デザイン
設計・デザインはハウスメーカーを選ぶ際の重要なポイントです。その理由は以下の通りです。
- 生活スタイルに合わせた家づくりができるため
設計・デザインは、住む人のライフスタイルや価値観を反映します。家族構成、趣味、働き方など、個々のニーズに合わせた設計は、快適な生活を実現します。そのため、自分のライフスタイルに最も適した設計・デザインを提供するハウスメーカーを選ぶことが重要です。 - 快適性と機能性を向上させるため
良い設計・デザインは、住む人の快適性と家の機能性を高めます。例えば、自然光の取り入れ方、風通しの良さ、収納スペースの配置など、細部の設計が生活の質を大きく左右します。 - 資産価値を高めるため
設計・デザインは、家の資産価値にも影響します。美しいデザインや独自性のある設計は、将来的な売却時に高い評価を得る可能性があります。そのため、長期的な視点から見ても、設計・デザインは重要な選択基準となります。
設計・デザインの評価基準は以下の合計で決定している。
設計自由度の評価基準
3 | 建築工法でラーメン構造を採用している |
2 | 建築工法で木造軸組工法または鉄骨軸組構造を採用している |
1 | 上記いずれの建築工法も採用していない(例:ツーバイフォー、ユニット工法など) |
デザイン力の評価基準
2 | グッドデザイン、キッズデザインどちらも受賞歴がある |
1 | グッドデザイン、キッズデザインどちらか一方の受賞歴がある |
0 | グッドデザイン、キッズデザインどちらも受賞歴がない |
耐震性
耐震性はハウスメーカーを選ぶ際の重要なポイントです。その理由は以下の通りです。
- 安全性の確保のため
まず最も重要なのは、地震が発生した際の住人の安全性を確保することです。地震国である日本では、強い揺れに耐えられる住宅を選ぶことが、住人の生命を守る上で極めて重要となります。 - 建物の資産価値を保つため
耐震性は、地震による建物の損傷を防ぎ、長期的な資産価値を保持するためにも重要です。耐震性の高い住宅は、地震による修繕費用を抑えることができる、地震保険の保険料が低くなるなど経済的なメリットがあります。 - 安心な生活のため
耐震性の高い住宅は、地震による揺れを吸収し、住環境の快適性を維持します。地震による揺れが少ないと、住人は安心して生活することができます。
耐震性の評価基準
5 | 以下のどちらも満たしている ・耐震等級3に対応している ・軽量鉄骨、重量鉄骨いずれかの建築構造を採用している |
4 | 以下のどちらも満たしている ・耐震等級3に対応している ・建築工法として木造軸組工法以外を採用している(例:ツーバイフォー、ラーメン構造など) |
3 | 以下のどちらも満たしている ・耐震等級3に対応している ・木造軸組工法を採用している |
2 | 以下のいずれかを満たしている ・耐震等級2まで対応している ・耐震に対して構造、工法を工夫している |
1 | 以下のどちらも満たしている ・耐震等級を公表していない ・耐震に対しての構造、工法の工夫が不明 |
断熱性
断熱性はハウスメーカーを選ぶ際の重要なポイントです。その理由は以下の通りです。
- エネルギー効率を向上させるため
断熱性の高い家は、冷暖房の効率を大幅に向上させます。これにより、エネルギー消費を抑えることができ、電気代の節約につながります。 - 快適な住環境を実現するため
断熱性の高い住まいは、冬場は暖かく、夏場は涼しい環境を保つことができます。室内の温度が快適な状態であれば、住む人の健康や快適性にも良い影響を与えます。 - 環境への配慮のため
エネルギー消費を抑えることは、CO2排出量の削減につながり、地球温暖化の防止に寄与します。したがって、断熱性の高い家を選ぶことは、環境に配慮する行為でもあります。
断熱性の評価基準
5 | 以下のどちらも満たしている ・断熱性能等級5に対応している ・UA値0.4以下に対応している* |
4 | 以下のどちらも満たしている ・断熱性能等級5に対応している ・UA値0.6以下に対応している* ・UA値の公表がない場合、ツーバイフォー、ツーバイシックス、木質パネル工法いずれかの建築工法を採用している |
3 | 断熱性能等級5に対応している |
2 | 断熱性能等級4に対応している |
1 | 断熱性能等級を公表していない |
アフターサポート
アフターサポートはハウスメーカーを選ぶ際の重要なポイントです。その理由は以下の通りです。
- 住まいの長期的な管理・保守のため
家は長期的に使用するものであり、その間にはメンテナンスや修理が必要となることがあります。ハウスメーカーの提供するアフターサポートは、これらのニーズに対応し、住宅の長期的な維持管理を支援します。 - トラブルに対応するため
住まいに問題が生じた場合、迅速かつ適切な対応が必要です。ハウスメーカーがアフターサポートを提供してくれると、トラブル発生時にスムーズかつ迅速な対応が期待できます。例えば、水漏れや雨漏り、設備の故障などが発生した場合に、すぐに修理対応をしてくれることが重要です。 - 住まいの価値を維持するため
住まいの価値を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。ハウスメーカーがアフターサポートを提供してくれると、建物の状態を定期的にチェックし、必要に応じて修理やリフォームなどを提案してくれるため、住まいの価値を維持することができます。また、将来的に住まいを売却する場合にも、アフターサポートが充実していることは、買い手からの信頼を得るために有利となります。
アフターサポートの評価基準は、素点1+以下の合計で決定している。
保証期間*の評価基準
4 | 以下のどちらも満たしている ・初期の保証期間が30年以上 ・延長後の保証期間が永年 |
3 | 以下のどちらも満たしている ・初期の保証期間が30年以上 ・延長後の保証期間が60年以上(永年ではない) |
2 | 以下のどちらか一方を満たしている ・初期の保証期間が20年以上 ・延長後の保証期間が60年以上 |
1 | 以下のどちらも満たしている ・初期の保証期間が20年未満 ・延長保証あり(60年未満) |
0 | 以下のどちらも満たしている ・初期の保証期間が20年未満 ・延長保証なし |
*その他の保証内容や期間、点検については各メーカーにお問い合わせください
点検期間(無償)の評価基準
1 | 無償点検期間が50年以上 |
0 | 無償点検期間が50年未満 |
会社の安定性
会社の安定性はハウスメーカーを選ぶ際の重要なポイントです。その理由は以下の通りです。
- 長期的な信頼性を保つため
家を建てる際、ハウスメーカーとは長期的な関係を築くことになります。そのため、会社の安定性はそのハウスメーカーが長期的にビジネスを続ける能力を示す指標となります。安定した会社は、長期的なアフターサポートやメンテナンスを提供する能力があり、これは家を建てる際の大きな安心感につながります。 - 品質に影響するため
会社の安定性は、その会社が資金的に健全であることを示すものであり、これは高品質の材料を使用し、優れた技術者を雇用するための資金力を保証します。また、安定した会社は、建設中や建設後の問題に対応するための資源も持っています。 - 建物の資産価値を保つため
安定した会社は、その信頼性とブランド価値を高めます。これは、消費者がその会社の製品を信頼し、選ぶ理由となります。また、安定した会社は、その製品が長期的に価値を保つことを保証します。
会社安定性の評価基準は、素点1+以下の合計で決定している。
株式上場の評価基準
1 | 上場企業である |
0 | 未上場企業である |
売上高の評価基準
1 | 売上高が4,000億円以上ある |
0 | 売上高が4,000億円未満 |
会社設立の評価基準
1 | 設立から30年以上経っている |
0 | 設立から30年以上経っていない |
施行範囲の評価基準
1 | 施行範囲が全国に渡る(35都道府県以上) |
0 | 施行範囲が一部地域に絞られる(35都道府県未満) |