【危険だからやめとけ！？】賃貸併用住宅を建てた人が後悔・失敗した事例5選

家賃保証の契約書をよく読まなかったため、空室時の免責期間を見落としていました。

大和リビングの一括借り上げシステムを利用。入居者がいなくても家賃保証してもらえると思っていたけど、10年経過後は空室による免責期間がありました。免責期間は家賃を保証してくれません。住宅ローン返済を家賃から払うプランにしており、入居者がいないとローン返済は自費で賄わなければならず後悔しました。

契約書をしっかり読むべきでした。あと、収支のバランスを事前に計算することが大切です。

家賃が入ってくるからと言って、不用意に散財してはいけません。賃貸経営するということは、修繕費・原状回復費用・大規模修繕・空室リスクなどのお金の問題が付きもの。その分のお金を確保するために、家賃収入からプールしなくてはいけません。

FPがやるようなライフプランを家に置き換えてシミュレートしておけば、誤差はあろうと想定の範囲内ですみます。10年後20年後を見据えて、とにかくお金の問題はシビアに考えて準備しましょう！

管理が大変で後悔しました。

併用なので、何か問題があると入居者が訪ねて来やすい状況にあります。水回りのトラブルや入居者同士のトラブルなどがあると、入居者が大家の方へ昼夜を問わず訪れることも。管理の時間が余計に取られてしまうことがあり、大変だでした。

家賃収入などのメリットだけでなく、デメリットを含めてよく検討した方が良いです。緊急時以外の訪ねてOKな時間帯など、入居者側とのルールを決めておくのもいいと思います。

借りてくれる人が、全然見つかりません。

子どもが家を出てしまい頼れないので、老後の資金の足しになればと賃貸併用住宅を建てました。しかし、子どもが出て行ってしまう場所は借り手がなく、当初の思惑が外れてしまいました。都市部でも過疎化が進む地域があることを知った時に、賃貸併用住宅を建てるのをやめておけば良かったです。

貸す側の都合に寄った物件にしないことが大切だと思います。

貸す側の都合で建てた賃貸併用住宅に、借りる側は魅力を感じません。自分の親とでさえ一緒に住むのが嫌だったりするのに、他人と一緒に住みたいと思う人がいるでしょうか。アパートやマンションと比べ、賃貸併用住宅に住むのはハードルが高い。これを理解して、借りる側に寄り添った家を建てることが必要です。

後悔したのは、想定していた住宅ローンの返済計画に対して予想以上の金銭負担がかかってしまったことです。空室が発生する期間や入居者の変更をあまり考慮せずに返済プランを組んでしまい、返済が苦しい期間が生じてしまいました。

学生向けの賃貸物件を自宅と併用して建てました。3月で卒業し入れ替わって入居と想定していたが、大学や専門学校が近くにあまり多くないため、思ったようにスムーズな入れ替えが行われず…。空きの期間が続くことがありました。

学生向けの賃貸併用住宅を検討するなら、大学や専門学校が複数あり、学生の数が多いと考えられる地域だと良いです。

安定した賃貸収入があるとは限りません。会社員であればボーナス払いをしないなど、負担が大きくならないように返済計画はゆとり持って立てましょう。また、管理会社とコミュニケーションをよく取ることも大切。学生向けの賃貸を想定していても、学生以外も総合的に募集してもらえるようにすると良いです。

賃貸併用住宅にすると、プライベート感が少ないと感じました。玄関は別でも同じ建物に複数の家庭があるため、戸建てに住んでいるというよりマンションの一室を使っている気分になるからです。

最上階のため足音などは気になりませんが、自分の物音などが入居者さんたちの迷惑になっていないか気になってしまいます。

床材などの素材は気にして建てましたが、もっと安心材料になる構造にすれば良かったです。例えば、住居下部を物置にして、下の入居者さんとの間に空間を多めに設けるなど。

最上階に住めば周りの音が気になりにくいと思った分、周りへの自分の音を気にしてしまうとは思わなかったです。

家賃収入を住宅ローンにあてられ、かつ条件によって住宅ローン控除が受けられるのが良かったです。

「50平米以上かつ1/2以上が自己居住スペース」「控除を受ける年の合計所得金額が2,000万円以下」などの条件を満たすことで、住宅ローン控除を受けられます。ローンの年末残高から0.7%が控除されるのは非常に大きいです。

住宅ローンの控除期間は10年（条件によっては最長13年）。10年経過後はどうするかライフプランをしっかり立てておきましょう。

土地を有効活用でき、税金の負担が減って良かったです。

余分に土地があると、空き地にしているだけでも固定資産税などの税金がかかってしまいます。しかし賃貸併用住宅にすると、普通の住宅や空き地にしている場合に比べて固定資産税などの負担が少ない。また、賃貸にすることで家賃収入も得られています。

子どもがいなくなって寂しさを感じていたところ、他人が一緒に住んでくれるかもしれないという夢や希望があります。

誰かが借りてくれれば、精神的にも経済的にも潤う。そう思うと、自分の老後に光が差す感じがします。どんな人が借りてくれるのだろう？とワクワクできるのは、賃貸併用住宅を建ててからです。

賃貸併用住宅を選択したことで、経済的な安定感が得られました。

入居者が安定してくると賃貸収入も安定します。一般的な住宅ローンよりも負担が少なくなり、光熱費や維持管理費も賄えるようになりました。

上手くいったポイントは、管理会社とコミュニケーションをよく取ったこと。学生だけでなく長く住んでくれそうな社会人の入居者も探してくれました。3月の入居者の入れ替わりの頻度が減り、賃貸収入も安定してきて良かったです。

とにかく金額面で助かっています。自宅のみだと自分でどうにかするしかないですが、賃貸にしたおかげで家賃の収入が増えました。

もちろん賃貸併用にしたことで建築費も多く増えましたが、それ以上に家賃収入がとても大きいです。管理やメンテナンスで今後もお金はかかってきますが、入居者さんのために還元していきたいと思います。