家づくりを進める上で複数のハウスメーカーを比較することは重要です。ですが、契約するのは最終的に1社であるため、他のハウスメーカーはどこかのタイミングで断りの連絡を入れなくてはいけません。
ハウスメーカーの営業担当は断られ慣れているので過度に気にしなくて大丈夫です!とはいえ、断るのは申し訳ない気持ちになりますよね。そこで元ハウスメーカー社員目線でそのまま使える上手な断り方を紹介します!
「そろそろ断りの連絡を入れないといけないけどつらい…」「契約直前だけどメールで断っていい?」こんな悩みを抱えている方に向けてそのまま使える例文を用意しました。
これから家づくりをはじめる方も事前に断り方や方法を知っておけば“断る時はこの言い回しを使えば大丈夫”と安心して進められるので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
この記事を読んでわかること
- ハウスメーカーへの断り方(例文あり)
- タイミング別の断り方のポイントや注意点
- 断るのが苦手な方におすすめの情報収集方法
一括カタログ請求を活用しよう!
一括カタログ請求を活用すれば、一社ずつ住宅展示場に行って営業マンから話を聞かなくても簡単にハウスメーカーの情報が手に入ります!カタログ請求の際に連絡不要と添えればほとんど連絡も来ないので、まずは気になるハウスメーカーのカタログを集めてじっくり検討しましょう。
家づくり成功へのカギは「自分に合ったハウスメーカー」で「できる営業マンに担当してもらう」ことです。
ハウスメーカー探しでいきなり展示場へ行くのはNG。来場した時点で担当者が決まりますが、エースや支店長クラスはフラッと訪れた人にはまずつきません。
優秀な営業マンがつく可能性を上げるには、候補の会社に「魅力を感じていて買うつもりがある」と予約メールで示したうえで来場するのがポイントです!
そのために必要な「家の具体的なイメージ」と
「ハウスメーカーの知識」を得る手段が一括資料請求!
気になるデメリットはしつこい営業電話がくる可能性ですが、自由記入欄に「電話連絡は不要です」と明記すれば心配いりません。
実際に87%の人が6社以上のカタログを入手!
比較して安くすることに成功しています
まずは一括資料請求で6~10社程度のカタログ比較から始めましょう。価格を抑えるためにも資料請求→展示場の流れをぜひ覚えておいてください!
これから検討を始める人
家のイメージがまだぼんやりしてる人
掲載されているサービスの一部は、私たちのパートナーのサービスの場合があります。パートナーの意見はサービス、ハウスメーカー評価には影響しません。デメリットを含む悪い口コミ、内容は全て開示しています。私たちのパートナーのリスト、編集ガイドライン、評価方法も公開しています。景品表示法への準拠も心がけております。
上手なハウスメーカの断り方:コピペOK!例文つき
断る理由によって伝え方も異なります。よくある断り理由からメールや電話、ラインで使える例文を紹介します。
基本的にここで紹介している伝え方をしていただければ失礼には当たりません。また、今後連絡不要な点を伝えている場合はその後連絡が来ても連絡に応じなくても大丈夫です。
伝える内容の要点としては以下の4点を含めた内容を伝えましょう。
- 挨拶
- 結論(契約しないと決めた旨)
- 断る理由
- 結びの言葉
「断る理由」はストレートに伝えた方が良いです。理由はハウスメーカー側からしても「提案によって挽回できる理由なのか?」で改めて連絡が来る可能性が高いからです。「この理由で他社を選んで契約した」と一度に連絡することで粘りの再連絡を回避できます。
【コピペして使える!】メール・ラインでの断り方(例文)
“例文”
件名:先日相談させていただいた件について (自分の名前) ※メールの場合
〇〇会社 〇〇様
お世話になっております。〇〇です。
先日はお時間をいただきありがとうございました。
検討させていただきました結果、【理由】で他社と契約させていただくことにしました。
お忙しい中丁寧にご対応いただきありがとうございました。
何かありましたらこちらからご連絡させていただくので今後の連絡は不要です。
またご縁がありましたらよろしくお願い致します。
メールの場合は件名を入れてください。理由のところには他社の方が「条件がよかった」「デザインや機能が気に入った」など正直な理由を簡潔に伝えてください。長々と具体的に伝える必要はありませんが嘘をつくのはおすすめしません。
【コピペして使える!】電話での断り方(例文)
“例文”
お世話になっています。〇〇です。
先日はありがとうございました。
その後家族で検討して【理由】から他社で話を進めることになりました。
また何かあればこちらから連絡させていただくので今後の連絡は大丈夫です。
またご縁があればよろしくお願い致します。
電話の場合は、営業担当もなんとか再提案に持ち込めないか再検討の余地がないか質問をしてくることが多いので、理由ははっきり伝えてください。
また、商談や会議で電話をしても相手が不在なケースがあります。いつ折り返しが来るかわからないとソワソワしてしまうので、不在時はこちらから再連絡すると伝えるか、「何時~何時の間に折り返しをお願いできますか?」と電話口の方に伝言を依頼しましょう。
【番外編】ハウスメーカーの対応次第で再検討の余地がある場合の伝え方
中には「予算オーバー」「担当者が合わない」など、ハウスメーカー次第で解決できる理由もあります。その場合は現在他社が優勢だけど提案次第では再検討する旨を伝えましょう。連絡方法はメール、ライン、電話どの手段でも構いませんが、電話が一番有効的です。
条件によっては再検討する旨の伝え方
“例文”
お世話になっています。〇〇です。
先日はありがとうございました。
あれから家族で検討したのですが【理由】で他社と話を進めようと話しています。
例えば、そちらで【希望】が可能であれば再検討させていただきます。
もし可能であればまたご連絡ください。
よろしくお願い致します。
連絡の際に伝えること
- 現時点では他社での契約を検討している
- これができたら再検討したいという希望内容
- 再提案可能であれば連絡がほしい旨
注意点としては、完全に断ったわけではないので改めて連絡がきてそれでも他社を選ぶ場合は正式に断りを入れる必要があります。まだ迷っている方は最後の交渉としておすすめです。
予算やデザイン案など、比較できるようにすぐ他社のデータを見せれるように準備しておきましょう!
担当変更を希望する場合の伝え方
担当はどのハウスメーカーでも合う合わないがあります。ハウスメーカーの商品自体は魅力的だけど担当者との相性が合わないという場合は、名刺にある営業所もしくはお客様相談センターに連絡を入れると対応してもらえます。連絡手段はメールでも電話でも構いませんが、確認の連絡が入るかもしれないので最初から電話で伝えるとよいでしょう。
“例文”
お世話になっております。〇〇です。
そちらで家を建てようと検討しています。
実は【理由】で担当の方を変更していただきたいのですが可能でしょうか?
可能であれば次は【希望】な方に担当していただけると嬉しいです。
お手数をおかけしますがご対応よろしくお願い致します。
連絡の際に伝えること
- 変更を希望する理由
- 次の担当者の希望
- 契約しようか本気で検討している
必ずしも希望が通るとは限りませんが、次の担当者は「ベテランの方がいい」「〇〇が得意な方がいい」など一緒に伝えてみましょう。契約に前向きである旨を伝えることで希望が通りやすくなる可能性があります。基本的に現担当の方にはハウスメーカー側から伝えてくれるのでこちらからは特に連絡しなくて大丈夫ですよ。
【タイミング別】断り方のポイントや注意点を知っておこう
特に時間が経てばたつほどトラブルが起きやすくなります。問題が起こらないよう、断るタイミングごとの注意点を知っておきましょう。
- 見積もり後はメールか電話で感謝を伝える
- 契約直前は直接訪問して丁寧に断る
- 契約後は契約内容を確認し書面で正式な手続きを
見積もり後はメールか電話で感謝を伝える
ハウスメーカーの担当者が時間や労力をかけて作成した見積もりに対して、感謝の気持ちを伝えましょう。もし今後の関係を残したい場合は特に気を付けてください。相手への印象を良くすることができます。
また、他社との比較検討のために、見積もり書をもらっておくことをおすすめします。将来的に家を建てる際に、比較検討の材料として活用できます。
断り方はメールか電話が良いでしょう。
再連絡回避のため、感謝を伝えつつこちらから連絡しない限り今後の連絡は不要である旨も一緒に伝えてください。
契約直前は直接訪問して丁寧に断る
丁寧かつ断固とした態度で伝えることが必要です。契約直前になると相手も精神的にもプレッシャーを感じているため、あいまいな態度やボロが出る嘘は逆効果です。
契約直前に断る場合、ハウスメーカー側は既に多大な時間と労力を費やしているため、一定の損失を被ることになります。そのため、丁寧な断り方を心掛けましょう。電話やメールでの断り方ではなく、直接訪問することをおすすめします。
契約後は契約内容を確認し書面で正式な手続きを
断る前に契約書をしっかりと読みましょう。契約書には通常、解約の手続き方法が明記されているので、それに従って手続きを進めることが重要です。
契約後に解約する場合、契約書に記載された手続きや料金が発生する可能性があります。契約書に明記されているか、もしくは営業担当者に確認してから断るようにしましょう。
契約書のコピーを取っておくことで、トラブルが起こった場合に自分自身の保険になります。
契約後に断る場合、口頭での断りや電話での連絡は、証拠として認められない可能性があるため、直接訪問し書面で正式な手続きを行うことが望ましいとされています。
断った後はどうすればいい?トラブル回避の対策とは?
既にハウスメーカーに断りを入れた後にトラブルにならないためには、以下のようなことに注意することが大切です。
- 断りの内容を文書で確認する
- 請求書の支払いに注意する
- 断りの理由について説明する
- トラブルが起きてしまったら?弁護士の助言を仰ぐ
断りの内容を文書で確認する
断りの内容をメールや手紙などで文書に残すことで、後でトラブルが発生した場合に証拠となります。断りの内容や理由、日付、担当者の名前を明確にしておくことが重要です。
請求書の支払いに注意する
契約後に一部の工事や設備などが残っている場合、ハウスメーカーから請求書が届くことがあります。断りを入れた後でも、契約書に基づく支払いが必要な場合は支払いを行う必要があります。しかし、請求内容に不備がある場合は適正な金額を求めるため、請求書を確認することが大切です。
断りの理由について説明する
ハウスメーカーから後日電話や手紙が届く場合があります。その際に、断りの理由を詳しく説明することで、ハウスメーカー側も理解しやすくなり、トラブルを避けることができます。嘘をつくと話の辻褄が合わなかったり、さらに連絡が来る可能性もあるので正直に伝えてください。
トラブルが起きてしまったら?弁護士の助言を仰ぐ
トラブルが起こった場合には、直ちに弁護士に相談することが重要です。契約書や請求書などの書類を確認し、適切な対応をアドバイスしてくれます。また、裁判などの手続きが必要な場合にもサポートしてくれます。
断るのが苦手な人は一括カタログ請求の利用がおすすめ!
住宅展示場で話を聞いて営業担当が付くと、断りにくさが倍増します。家づくりを検討している段階であれば手間なく複数のハウスメーカーのカタログが手に入る一括請求サイトの利用がおすすめです。
カタログ請求でも稀に営業電話がくることがありますが、請求時に「連絡不要」と記載すればまず連絡はきません。
カタログ請求のメリット
- ネットで一度にカタログの手配が可能
- 時間効率が良い
- 家づくりの知識が身に付く
- 簡単にハウスメーカーや工務店の比較ができる
特にこだわりがない方はLIFULLでカタログ請求しましょう。全国約700社のハウスメーカーと工務店から建築予定地や条件を入力するだけで簡単にカタログ請求できます。
【一例】カタログ資料でわかること
- 基本知識
- 家づくりの進め方やスケジュール
- 家づくりにかかる費用
- 予算の立て方
- 土地やローンの選び方
- ハウスメーカーについて
- 土地や見学会のまとめ方
- 家づくりの注意点
LIFULLは検索テーマも25種類と充実しています。そもそもどんなハウスメーカーを選べばいいかわからない方はまず建てたい家のイメージから人気テーマを検索してみるのがおすすめです!
ハウスメーカーを比較すると、各ハウスメーカーの強み弱みがわかるようになります。こちらも知識を持ってから住宅展示場で話を聞くことで、早い段階でそのハウスメーカーが自分に合うかどうか判断できるようになりますよ。
ハウスメーカー断り方についてよくある質問
【まとめ】上手な断り方を活用して確実に伝えよう
断る理由は様々ありますが、重要なのは自分や家族にとって最適な住宅を建てることです。冷静に判断し、しっかりと話し合いを行うことで、納得のいく住宅を建てられます。
営業担当は断れ慣れているので過度に申し訳ないと思う必要はありませんが、トラブル回避のためにもまずはこちらが誠意のある対応をすることが大切です。
トラブル回避のため心がけること
- 決断したら早めに断る
- 断る理由で嘘をつかない
- タイミングによって適切な手段で断る
断ることに抵抗がある方もこの記事の内容の通り断っていただければ大丈夫!誰にでも契約を検討する上で断りを入れずらいと感じることはありますが、自分のためにも相手のためにも早めにストレートに気持ちを伝えましょう。営業マンからの連絡に抵抗がある方は、まずは一括資料請求を活用してください。理想のマイホーム実現のため頑張りましょう!