キャンプサイトを優しく照らしてくれるガスランタンは、アウトドアには必要不可欠な存在です。明るさやガス缶の違いがある上、さまざまなメーカーから販売されていて、どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。
この記事では、ガスランタンの選び方とおすすめ人気ランキング10選をご紹介します。メインでの使用やサブ向けのガスランタンから、SOTOやコールマンなどの人気メーカーもランクインしています。ぜひガスランタンを選ぶ際の参考にしてください。
ガスランタンの特徴
ガスランタンは、ガス缶を用いて灯りを灯すのが特徴です。そのほかのランタンには、手軽に使える「LEDランタン」・燃料が安価な「灯油ランタン」・高い光量を誇る「ガソリンランタン」があります。
その中でガスランタンは、もっともバランスが取れているのが魅力です。LEDランタンよりも明るく、比較的安価で高性能なランタンもあるため、初心から玄人まで多くの方に人気のランタンとなっています。
LEDランタンよりも光量が高く雰囲気が出る
![ガスランタン](https://eny-wordpress-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2021/10/caca10ba8fd07f3c5972e09a818f762d-1024x1024.png)
ガスランタンはLEDランタンよりも高い光量を誇ります。マントルと呼ばれる布に、ガスを燃料にして燃やし灯りを灯します。そのゆらゆらとした明かりの綺麗さに、心を奪われた方も多いのではないでしょうか。
しかし、ガスランタンには燃焼時間が短いといった難点も。連続燃焼時間は最大5時間程度と言われています。ガス缶を交換する手間も発生するので、ガスランタンを検討している方は注意しましょう。
ガスランタンは扱いやすく初心者にもおすすめ
![ガスランタン](https://eny-wordpress-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2021/10/5a8e3cf96db8d07821fdbdb3ac937417-1024x1024.png)
ガスランタンは、ガス缶をセットしつまみをひねるだけで点灯するものが多いです。消火も簡単なので、ランタン初心者の方にもおすすめとなっています。価格も比較的安く、手軽に購入できるのも嬉しいポイントです。
しかし、ガス缶の燃料代がかかったり、密閉されたテント内で使用すると、火事や一酸化炭素中毒といった災害が発生する恐れもあります。初心者の方は特に取り扱いには注意しましょう。
ガスランタンの選び方
ここでは、用途に合わせた明るさや、ガス缶の種類別に選び方をご紹介します。ぜひ、ご自身にあったガスランタンを選ぶ参考にしてください。
用途に合わせた明るさで選ぶ
ガスランタンには、テント内全域を照らす明るいものから、テーブル周りを照らす雰囲気の良いランタンなど、さまざまな明るさがあります。まずは「メイン」で使用するか「サブ」として使用するかを決め、その後で必要な明るさを検討しましょう。
明るさを示す「ルーメン(lm)」「ワット(w)」「ルクス(lux)」をチェック
![ガスランタン](https://eny-wordpress-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2021/10/33dbf3ce3d4ddd3cd021274c751424a4-1024x1024.png)
明るさは主に「ルーメン(lm)」「ワット(w)」「ルクス(lux)」で表されます。「ルーメン」とは、光源付近の光の明るさを表し、数値が大きいほど明るいです。馴染みのある「ワット」は、消費電力を表します。もっともわかりやすい表記と言えるでしょう。
最後に「ルクス」とは、灯りを灯した際に、壁や床、地面に当たる光量のことです。数値が高いほど明るいですが、光源から離れているほど、数値が低くなります。参考程度に確認すると良いでしょう。
メインで使用するなら1000lm(200w)以上から選ぶ
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キャンプサイト全体を照らす、メインランタンとしての使用を検討しているなら、1000lm(200w)以上のランタンから選ぶのがおすすめです。
広いキャンプサイトを利用する際は、複数個使用すると、影ができにくく広い範囲を照らすことができますよ。あまりに明るいランタンを選ぶと、虫がよってくる原因にもなるので注意しましょう。
サブやテーブルで使用するなら500lm(100w)程度の明るさで十分
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テーブル上やサブで使用するガスランタンなら、500lm(100)程度の明るさから選ぶのがおすすめです。身近なところに置くため、柔らかな灯りを演出してくれる明るさが良いでしょう。
また、メインランタンとの光量のバランスを取ることも大切です。サブランタンが明るすぎると、眩しさや熱さを感じることもあるので、適切な明るさを選ぶのがおすすめです。
連続燃焼時間もチェック
![ガスランタン](https://eny-wordpress-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2021/10/61876ae4950891c3add50dd5efcf1bb7.png)
ガスランタンの連続燃焼時間は、最大5時間程度と言われています。メーカーによって燃焼時間は変わりますが、なるべく長いものを選ぶのがおすすめです。
ガス缶を交換する手間が発生し、その交換時間はキャンプサイトが暗くなってしまします。また、燃料であるガス缶を多めに持っていかなければならなくなり、荷物が嵩張ることも。なるべく燃費の良いガスランタンを選び、快適なキャンプを過ごしましょう。
ガス缶の種類で選ぶ
ガス缶には「CB(カセットボンベ缶)」と「OD(アウトドア缶)」の2種類があります。それぞれ価格や特徴が違うので、ガス缶を選ぶ際の参考にしてください。
安価で手軽に購入できるCB(カセットボンベ)缶
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馴染みのあるCB缶は、家庭用のカセットコンロだけでなく、ガスバーナーやガスランタンにも使用することができます。コンビニやスーパーでも手軽に購入でき、OD缶と比較して安価なのが特徴です。
しかし、OD缶と比べると、火力がやや物足りないと感じることもあります。特に、冬場や寒冷地などで使うとその差は歴然です。手軽に使用できますが、使用環境には注意しましょう。
アウトドア専用設計で燃焼効果に優れたOD(アウトドア)缶
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OD缶は、キャンプや登山などのアウトドア専用設計のガス缶です。CB缶と比較して火力が安定し、寒い場所でも使いやすく、寒冷性能が高いのが特徴です。
しかし、ホームセンターやアウトドアショップでしか売っていないことが多く、入手しづらいのが難点です。価格もCB缶より高価ですが、燃焼時間や寒冷地での使用ができることもあり、一概にコストパフォーマンスが悪いということはありません。
他のアイテムとの親和性があるガス缶を選ぶと便利
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キャンプやアウトドアは、何かと荷物が嵩張るので、他のアイテムと親和性のあるガス缶を選ぶのがおすすめです。ガス缶は意外とサイズが大きいので、持ってく個数を減らせると持ち運びが楽になるでしょう。
例えば、明るい時間にガス缶を使用し、コンロやガスバーナーで料理をする。暗くなってきたら、同じガス缶でランタンを点灯させる、といった使い方も可能です。少しの工夫で荷物を減らせるので、ご購入の際は検討してみてください。
機能で選ぶ
ガスランタンには、手入れが簡単なマントル不用品や、虫を寄せ付けないといった機能を持つものもあります。非常に便利な機能なので、ぜひご購入の参考にしてください。
手入れが簡単なマントル不要は初心者におすすめ
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ガスランタンは、マントルと呼ばれる布に着火して灯りを灯しますが、中にはマントルを使わずに点灯できるものもあります。
主に、キャンドルタイプと呼ばれるろうそくのように点灯するものと、金属を熱して点灯するものがあります。ガス缶をセットするだけで点灯するため、ランタンの扱いに慣れていない初心者におすすめのタイプとなっています。
虫嫌いの方なら虫を寄せ付けにくいガスランタン
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ガスランタンは、その明るさから虫を寄せ付けてしまうシーンも多くあります。特に夏場や山の中などでは、寄ってくる虫に苦労した方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、虫を寄せ付けにくいランタンです。虫が認識しにくい波長の光を出したり、市販の香取マットを装着できるものもあります。虫が苦手は方はぜひ検討してみてください。
携帯性やサイズもチェック
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キャンプは、ランタン以外にも、テントやタープ、椅子、テーブルなど多くのアイテムが必要で、荷物が嵩張ることが多いです。少しでも荷物を減らすためにも、ランタンのサイズや携帯性をチェックしましょう。
携帯製の高い小さくて高光量のものにする、燃焼時間の高いランタンを使用してガス缶の持ち込みを減らす。などの工夫をするのがおすすめです。
メーカーで選ぶ
ガスランタンが販売されているメーカーには、大手メーカーのコールマンや、燃焼器具メーカーのイワタニ・プリズムなど、様々なメーカがあります。ぜひメーカーを選ぶ際の参考にしてください。
老舗の燃焼器具専用メーカー「イワタニ・プリムス」
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イワタニ・プリムスは、スウェーデンの燃焼器具ブランドである「プリムス」が日本進出するため、イワタニと合併設立された、イワタニのグループ会社です。
プリムスは、スウェーデンで100年以上の歴史を持つ燃焼器具ブランドで、技術力や発想力に定評があります。「燃焼のプロ」と呼ばれていることもあり、ガスランタンも高い評価を受けているため、おすすめのメーカーです。
経済性や利便性が特徴の「ソト(SOTO)」
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ソト(SOTO)は、日本のメーカーである「新富士バーナー」が、アウトドア市場に参入するために設立されたブランドです。
CB缶を中心としたラインナップが特徴で、経済性や利便性を追求した製品開発で、他社との差別化を図っています。また、高い技術力があり、CB缶ながら安定した光量を誇ります。キャンパーだけでなく登山家にも人気のあるメーカーとなっています。
アメリカで創業した老舗ブランド「コールマン」
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アメリカで設立されたコールマンは、なんと創業120年を誇る老舗のメーカーです。当初はランプのレンタル事業から開始しましたが、後にランタンやストーブの性能が高く評価され、一躍有名になりました。
ガスランタンのほか、テントやテーブルなど、アウトドア関連アイテムが幅広く販売されています。手頃な価格で購入できる商品もあり、多くの方に人気のメーカーです。
ガスランタンのおすすめ人気ランキング9選
ここからは、ガスランタンのおすすめ人気ランキング9選をご紹介します。メインやサブ向きのものをはじめ、おしゃれで携帯製に優れたものまで幅広くご紹介するので、ぜひガスランタンを選ぶ際の参考にしてください。
1位 Coleman ランタン 2500 ノーススター 2000015520
1500lm以上の光量でメインランタンにおすすめ!
メインでの使用におすすめで、もっとも明るいとされているガソリンランタンに引けを取らない、高光量のガスランタンです。収納ケースが付属されており、持ち運びに便利なのもポイント。
マントルはワイヤーで簡単に取り付け可能で、つまみの調節で手軽に光量を変えることができます。扱いやすいガスランタンは初心者をはじめ、万人におすすめです。
2位 CAPTAIN STAG キャンドル ガスランタン UF-19
マントル不要で柔らかな炎がキャンプを彩る
マントルを使わず直接炎が出るガスランタンで、サブでの使用におすすめです。リングを回すだけで火力調節ができ、燃焼時間はなんと最大32時間を誇ります。
専用のハードケースが付属されているため、持ち運び中にホヤが割れる心配も軽減してくれます。キャンプ場を彩る柔らかな炎は、多くの方を虜にしてくれるでしょう。
3位 snow peak ギガパワーランタン “天” GL-100AR
明るさと美しさ、携帯性が揃ったガスランタン
片手に収まる小さなサイズ感で、80Wの光量はサブランタンとして使うのがおすすめです。シンプルなデザインがとても美しく、明るさと携帯性を兼ね備えた魅力的なガスランタンです。
80Wながら眩しいくらい明るい、圧倒的に小さく悩まず収納できる、などの口コミがあり評価の高い商品です。多くの方におすすめのガスランタンになっています。
4位 Fire-Maple ″Orange” ガスランタン
手軽なマントル不要でゴールドのデザインがおしゃれ!
スイスで開催されているアウトドアショー「ISPO」にて3度の金賞を受賞しているメーカー「Fire-Maple」のガスランタンです。職人の手により、全数点火検査をして出荷されているため、安心して購入できます。
風に強い設計で、場所を選ばず使用できるのが嬉しいポイント。ゴールドカラーのデザインと、ゆらめく柔らかな炎が、キャンプをおしゃれに演出してくれることでしょう。
5位 Coleman フロンティア PZランタン 203536
コンパクトで優しい光がテーブルランタンにぴったり!
OD缶(専用LPガス)が燃料で、80Wの光量はサブでの使用におすすめな商品です。コンパクト設計のため、テーブルにおいても邪魔にならないのが嬉しいポイントです。
ほかのランタンと違い、グローブ部分が曇りガラスになっており、光量が抑えられた優しい灯りが特徴です。しかし、商品が届いたときにガラスにひびや割れがあったとの口コミも散見されるので、商品到着時はしっかりチェックするよう注意しましょう。
6位 CAMPING MOON ガスキャンドルランタン 木製ランタンケース付き T-1
マントル不要で扱いやすくおしゃれな木製ケース付き!
サブとしての使用に最適なキャンドルランタンです。マントルを使用せず、ライターを近づけるだけで火がつく仕組みになっており、簡単に点火できるのも嬉しいポイント。
また、おしゃれな木製ケースが付属されており、ガラス製のホヤをしっかりと保護してくれます。ろうそくのようにゆらめく灯りが、素敵な雰囲気を醸し出してくれるでしょう。
7位 SOTO 虫の寄りにくいランタン ST-233
波長の長さや色を変え虫の寄りにくいガスランタン
最大230Wの高い光量を誇るため、メインランタンでの使用におすすめです。パワーブースターが標準装備で、安定した光量を得ることができるのも嬉しいですね。
また、虫がよりにくい設計になっているのもポイント。波長の長さや色を変えるなど、虫を寄せ付けにくい3つの効果があります。キャンプに行きたいけど虫は苦手、という方におすすめの商品です。
8位 Thous Winds ガスランタン
おしゃれな15種類のデザインから選べるガスランタン
マントル不要で、サブでの使用に適したガスランタンです。15種類のおしゃれなデザインから選ぶことができ、自分の好きなキャンプの雰囲気を簡単に演出することが可能です。
また、グローブは光浸透性に優れた高伸縮性耐熱ガラス、ランプホルダーにはアルミニウム合金などを使用しており、耐久性もバッチリです。持ち運びに便利なので、キャンプだけでなく、ピクニックやハイキングにもおすすめの商品になっています。
9位 SOTO レギュレーターランタン ST-260
おしゃれなメッシュ加工のホヤは高耐久性で便利!
外気温に影響されにくい、マイクロレギュレーター搭載のガスランタンです。外気温10度の環境でも、安定した高光量を発揮してくれるのが魅力的です。
壊れにくいメッシュ性のホヤで耐久性もバッチリ。温かみのある明るさと、コンパクトに収納できるランタンは、サブとしての使用におすすめです。
ガスランタンの注意点
![ガスランタン](https://eny-wordpress-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2021/10/82204cc1113b968cd121c7a48b8d1bf7-1024x1024.png)
ガスランタンは、ガスを燃焼させて点灯するので、室内やテント内で使うと一酸化炭素中毒になる恐れがあります。基本的には外で使用するか、どうしてもテント内で使用したい場合は、しっかりと換気するよう注意しましょう。
また、燃焼直後のランタンは熱を持っているため、いきなり触ると火傷の恐れがあります。収納やガス缶の交換時には、いきなり本体に触らず、熱が冷めたことを確認しましょう。
まとめ
ガスランタンは、高い光量ながら優しく照らしてくれるのが魅力です。明るさによって、メイン用やサブ用に使い分けることが大切になってきます。ガス缶の種類によっても、燃焼時間や、使えるガスランタンが変わるので注意しましょう。
この記事を参考に、ご自身のキャンプシーンに合わせた最適なガスランタンを選らんでみてください。