個人のお客様からだけでなく不動産業界からも高い評価を受けている「野村の仲介+(PLUS)」。
大手なうえに評判がいいのであれば、売却を依頼したいという方も多いでしょう。とはいえ、何がそんなにいいのか?実際の評判はどうかのかが気になる方も少なくありません。
そこで、この記事では、野村の仲介+の口コミや評判、メリット・デメリットなど分かりやすく解説します。これから不動産売却を検討している方は、ぜひ、参考にしてください。
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野村の仲介+とは?
野村の仲介+(PLUS)は、野村不動産ソリューション株式会社が運営する個人向け仲介サービスです。
野村不動産ソリューション株式会社は、野村不動産の子会社であり野村不動産グループの仲介部門を担う会社として、個人・法人向け仲介、保険代理事業など幅広く展開しています。
野村の仲介+では、野村不動産グループの情報やノウハウを活かして個人の不動産に関する売却や購入・住み替え・相続などをサポートしています。
野村の仲介+の特徴
野村の仲介+の大きな特徴として、以下の2つを解説します。
- 仲介取扱高ランキング上位
- 満足度調査で高評価
仲介取扱高ランキング上位
公益財団法人不動産流通推進センターの「2024不動産業統計集」による、大手不動産会社各社の取扱高上位は以下の通りです。
順位 | 企業名 | 取扱高 | 仲介件数 | 店舗数 |
---|---|---|---|---|
1位 | 三井不動産リアルティグループ | 1兆9,184億円 | 39,106 | 291 |
2位 | 東急リバブル | 1兆8,213億円 | 29,577 | 206 |
3位 | 住友不動産販売 | 1兆3,961億円 | 34,906 | 249 |
4位 | 野村不動産ソリューションズ | 1兆603億円 | 9,985 | 98 |
上位3位が飛びぬけていますが、野村の仲介+(野村不動産ソリューションズ)は4位と健闘しています。取扱高でいれば、5位と大きく突き放しており上位3社と遜色はないともいえるでしょう。
また、上位3社の店舗数が200を超える中、野村の仲介+は100ほどの店舗でその取扱高を成し遂げていることも分かります。
単純に1店舗当たりの取扱高を計算すると、三井のリハウスが約65億、東急リバブルが約88億、住友不動産が約56億に対して、野村の仲介+は約108億です。1店舗当たりの販売力では上位3社よりも高いというのは大きな特徴といえるでしょう。
満足度調査で高評価
オリコンによる不動産会社の売却部門での顧客満足度ランキングは以下の通りです。
順位 | 戸建部門 | マンション部門 | 土地部門 |
---|---|---|---|
1位 | 住友林業 | 近鉄の仲介 | 三井のリハウス |
2位 | 東急リバブル | 住友林業 | 東急リバブル |
3位 | 野村の仲介+ | 大成有楽不動産 | 積水ハウス不動産 |
4位 | 積水ハウス不動産 | 東急リバブル | 住友不動産販売 |
5位 | 三井のリハウス | 三菱地所 | 三井住友トラスト不動産 |
6位 | 近鉄の仲介 | 野村の仲介+ | センチュリー21 |
7位 | 三井住友トラスト不動産 | 積水ハウス不動産 | |
8位 | 住友不動産販売 | 三井のリハウス | |
9位 | ハウスドゥ | 大京穴吹不動産 | |
10位 | センチュリー21 福屋不動産販売 | 三井住友トラスト不動産 |
戸建売却で3位、マンションでは6位を獲得し、土地でもランキングには上りませんが60点以上の高評価に位置しています。この評価は実際のサービス利用者に調査しているため、よりリアルな満足度とも言えます。
満足度が高いということは、それだけお客様の期待に応えている、もしくはそれ以上のサービスを提供しているということです。
野村の仲介+の「+」に込められた、「お客様に寄り添い期待以上の+(プラス)の価値を提案する」をまさに体現しているといえるでしょう。
野村の仲介+の良い評判・口コミ
評判がいいことは分かりましたが、実際の利用者の口コミの気になるものです。ここでは、野村の仲介+の口コミを良いもの・悪いもの両方紹介します。
まずは、良い口コミからみていきましょう。
迅速に査定してくれる
初めて売却査定してみた。会社によって対応違っておもしろい。迅速にメールで結果を教えてくれる野村の仲介が1番印象良かった。
出典元:X
仕事が丁寧
俺は売りの仲介がとにかく好きで、上3つ(三井、住友、東急)ががめてる牙城をいかに崩すか、しか考えてない。業界の勢力図をひっくり返してみたい。野村は仕事丁寧だから好き。
出典元:X
測量サービスがある
野村の仲介プラスは、無料で測量サービスがあるようだ。。
出典元:X
野村の仲介+には、営業担当者の対応の良さやサービスについて良い口コミが多いようです。また、大手ならではの充実したサポートにも人気があるようです。
野村の仲介+の悪い評判・口コミ
口コミには良いものだけでなく悪いものもあるため、偏らずに良いもの・悪いもの両方をチェックすることが大切です。
以下では、野村の仲介+に関する悪い口コミを見ていきましょう。
対応がひどい
野村の仲介の対応がひどすぎる
出典元:X
仲介の意味知ってる?私たちがどれだけの仲介料払ったか知ってる?更地渡しの意味知ってる?
連絡してこない
野村の仲介+の担当者がSUUMOからの問い合わせに対して全く連絡してこないしかも2店舗問い合わせて2店舗ともうんすんまじどうなってんだよこりゃないわ
出典元:X
担当者の対応の良さを褒める口コミがある一方、担当者の対応の悪さに対する口コミも散見しています。野村の仲介+は、大手不動産会社出ることから社員教育は徹底していると予測されますが、それでも担当者レベルでは当たり外れはあるようです。
販売を進めるうえで担当者は重要なパートナーです。担当者の質に疑問を感じる場合は、不動産会社に相談して担当者を変えてもらうことを検討するとよいでしょう。
ただし、口コミはあくまで参考程度に頭に入れておくことをおすすめします。一般的に、良い口コミよりも悪い口コミの方が書かれやすい傾向もあるので、悪い意見ばかりを鵜呑みにせずに、冷静に情報を判断するようにしましょう。
野村の仲介+の5つのメリット
ここでは、野村の仲介+のメリットとして、以下の5つを解説します。
- 売却サポートが充実している
- ノムコムに掲載してもらえる
- 営業担当のサポート体制が整っている
- 土地ステージングがある
- 仲介手数料の割引サービスがある
以下で、それぞれ詳しくみていきましょう。
売却サポートが充実している
野村の仲介+は、売却サポートが充実しているという点も大きな魅力です。主な売却サポートには、以下のようなものがあります。
- あんしん設備保証
- あんしん建物保証
- ホームステージング
- ホームクリーンアップ
- ハウスクリーニング
- 荷物一時預かり
- リユース回収
- あんしん土地診断
あんしん建物・設備保証では、建物や設備を専門家が事前に検査・補修することで、売却後に、万が一不具合が発生した場合でも補修を受けることが可能です。
設備や建物の不具合は、売却後にトラブルに発展するケースも珍しくありません。その点を保証してもらえるので安心して売却に臨めるでしょう。
事前に専門家が状態チェックしているという点は買主にとっても安心材料となり、結果として売却につなげやすくなるのです。
これらのサービス以外にも、買取サポートや買換サポート・相続サポートなどニーズに合わせたサポートが充実しています。売却サービスは不動産会社によって大きく異なるので、手厚いサービスを受けながら売却したい人におすすめといえるでしょう。
ただし、各種サービスを受けるには、「専任専属媒介契約か専任媒介契約であること」「いずれか1つのサービスを選ぶ」などの条件があるので、事前に確認することも大切です。
ノムコムに掲載してもらえる
ノムコムとは、野村不動産が運営する不動産情報サイトです。
ノムコムは、首都圏・関西圏の物件情報を提供しており、物件検索や特集・ランキングや不動産コラムなど不動産情報が充実しています。2023年の年間サイト利用ユーザーは1,300万超・会員は20万人超えと不動産会社が運営する売買仲介サイトでもトップクラスのアクセス数を誇っているサイトです。
利用者数の多いサイトに物件を掲載できるので、より多くの人の目に物件がとまりやすくなります。さらに、ノムコムでは3DウォークスルーやVRホームステージング・豊富な物件写真など物件をより魅力的にみせるサービスも充実しているため、売却につなげやすくなるのです。
また、ノムコム掲載後は、物件ページへのアクセス数や問い合わせ数などを売主自身がウェブ上で確認できるため、販売状況をつかみやすいというメリットもあります。
営業担当のサポート体制が整っている
野村の仲介+では、単に売却だけをサポートするのではなく売主を総合的にサポートする体制が整っています。
売主の悩みや要望を汲み取り、税金やローン・リフォームなど不動産売却に関する悩みから住み替えや相続・権利関係まで丁寧にサポートしてくれるのです。また、野村不動産グループの総合力や外部ネットワークを活かした高品質なコンサルティングを行ってくれます。
野村の仲介+のアンケートでは、取引についての総合的な満足度が96.4%、営業担当者としての総合的な満足度が96.9%と高い評価を得ているのも、しっかりとしてサポート体制があるからと言えるでしょう。
土地ステージングがある
野村の仲介+の独特のサポートとして「土地ステージング」というサービスがあります。土地ステージングでは、以下のようなサービスが受けられます。
- 草刈り
- 除草シートの施工
- 立入禁止ロープの設置
- 看板の設置
土地で売却する場合、雑草が生え荒れ放題の土地では購入希望者の印象も悪くなります。さらに、荒れた土地では不法侵入や不法投棄などの心配もあるでしょう。定期的に自分で管理するのも手間がかかります。
土地ステージングを施すことで、土地を適切に管理でき買主に良い印象を与えやすくなり売却につながります。また、土地ステージングだけでなく土地の測量・埋設物の撤去など状況に応じたサービスを選ぶことも可能です。
マンションや戸建てだけでなく、土地であっても充実したサポートを受けられるのは野村の仲介+の大きな魅力といえるでしょう。
仲介手数料の割引サービスがある
仲介手数料とは、売買成立時に不動産会社に支払う成功報酬のことです。法律によって上限額が次のように決められています。
仲介手数料上限額(取引額400万円以上の場合)=売却額×3%+6万円+消費税
上限内であれば不動産会社がいくらでも設定可能ですが、一般的には上限ギリギリで設定している会社が多いでしょう。野村の仲介+は仲介手数料について明示していませんが、上限ギリギリと予測できます。
ただし、野村の仲介プラスでは「野村不動産グループカスタマーズクラブ」に入会することで、以下のように割引を受けられます。
- 専属専任媒介契約・専任媒介契約:18%OFF
- 一般媒介契約:10%OFF
また、上記の割引は会員本人だけでなく一親等内の親族が会員の場合でも対象です。非会員であってもリピート利用であれば専属・専任媒介契約で15%、一般で10%の割引が適用されます。
仲介手数料は交渉で下げることも可能ですが、不動産会社との関係が悪化し営業優先度が下がるおそれがあります。下手に値引き交渉せずにそのまま支払って高値で売却してもらった方が手元に残るお金が多くなる可能性があるでしょう。
値引き交渉しなくても、上記の条件に該当すれば仲介手数料が割り引かれるので、該当する方は検討するとよいでしょう。
野村の仲介+デメリットや注意点
野村の仲介+にもデメリットや注意点があるので、押さえておくことが大切です。デメリット・注意点として以下の2つを覚えておきましょう。
- 店舗が少ない
- 対応していないエリアがある
店舗が少ない
野村の仲介+の店舗数は98と、仲介取扱高ランキング上位3社比べると少ない数です。そのため、売却したい不動産のあるエリアに店舗がない可能性があるでしょう。また、店舗が少ないと店舗間ネットワークによる販売も期待できなくなります。
とはいえ、野村の仲介+は1店舗当たりの販売力が高く、さらにノムコムや野村不動産グループの力を活かした高い販売力が期待できるので店舗数が少ない=販売力が悪いとは言えません。
対応していないエリアがある
店舗が98ありますが、全国の都道府県に店舗があるわけではありません。野村の不動産+の店舗は、東京・神奈川がほとんどを占めており、他は埼玉4店舗・千葉4店舗、大阪・兵庫・京都で10店舗、名古屋に1店舗と多くはないことが分かります。
東京・神奈川であれば営業エリアである可能性は高いですが、それ以外の首都圏・関西圏は対応エリアは限定的です。さらに言えば、それ以外の地方は対応していないため、売りたくても利用できないので注意しましょう。
野村の仲介+はこんな人におすすめ!
ここまでお伝えした特徴やメリット・デメリットから、野村の仲介+は以下のように人におすすめといえます。
- 営業エリアで不動産を売却したい人
- 手厚いサービスを受けたい人
- 販売力のある不動産会社に依頼したい人
営業エリアで不動産を売却したい人
野村の仲介+は、高い販売力や知名度・サービスが特徴で検討したい不動産会社の一つと言えます。売却する不動産が営業エリア内にあるなら、一度相談してみるとよいでしょう。
手厚いサービスを受けたい人
野村の仲介+では、売却サポートが充実しています。さらに、売却だけでなく税金やローン・相続といったトータルでのサポート体制も整っています。
- 販売に関する充実したサポートを受けたい
- 買換えを検討している
- 相続や資産運用まで含めて相談したい
- 税金に不安がある
このような、不動産売却に関する悩みや要望があるなら野村の不動産+のサポートが適しているでしょう。
売却力のある不動産会社に依頼したい人
ノムコムへの掲載や野村不動産グループの情報やノウハウといった販売力の高さがあります。実際、大手不動産会社の仲介取扱高ランキングでも、大手3社に次ぐ4位を十分な実績を誇っています。
不動産売却は、不動産会社の力量に大きく左右されるものです。その点、販売力の高い野村の仲介+であれば、満足いく売却が期待できるでしょう。
野村の仲介+がおすすめでない人
以下のような方は、野村の仲介+はおすすめできません。
- 営業エリア外の人
- 特殊な不動産を売却したい人
営業エリア外の人
前述のとおり、野村の仲介+の営業エリアは限定的です。東京・神奈川であれば利用できる可能性は高いですが、その他のエリアでは近くに店舗がない、近隣県にすら店舗がないという可能性もあるでしょう。
どんなに販売力が高く魅力的な不動産会社であっても、営業エリア外であれば利用できません。該当のエリアで利用できる不動産会社を探すようにしましょう。
ただし、大手だからといって必ず自分の不動産の売却に合っているわけではありません。地域密着型の不動産会社には地域情報に詳しいなどのメリットがあり、地域に精通している不動産会社の方が売りやすい可能性も十分あります。
野村の仲介+の営業エリアであっても、それ以外も含めた複数の不動産会社を比較したうえで自分に合った不動産会社を選ぶことが大切です。
特殊な不動産の売却したい人
ビルや工場・倉庫・田畑といった特殊な不動産を売却したい場合は、野村の仲介+は向いていません。
大手の販売力で対応してくれる可能性はありますが、売却サポートを受けられるのは戸建て・マンション・土地のみです。また、特殊な不動産は、特殊な不動産を専門にしている不動産会社の方がスムーズに売却できる可能性もあります。
野村の仲介+に関するよくある質問
最後に、野村の仲介+に関するよくある質問をみていきましょう。
仲介手数料の交渉はできる?
野村の仲介+で、交渉による仲介手数料の引き下げは難しいでしょう。基本的に大手不動産会社は交渉に応じてくれません。
ただし、野村の仲介+では一度野村不動産グループを利用した人や野村不動産グループカスタマーズクラブ会員は仲介手数料の割引が用意されています。野村不動産グループカスタマーズクラブ会員は自身以外でも一親等内であれば適用されるので、身近にいる場合は検討するとよいでしょう。
野村の仲介+はどんな人におすすめ?
売却したい不動産が営業エリア内にあるなら、選択肢の一つとして検討することをおすすめします。
ただし、最初から野村の仲介+に絞って検討するのではなく、一括査定サイトを利用して複数の不動産会社を比較することが大切です。
野村の仲介+で囲い込みは起きる?
囲い込みとは、両手仲介を狙って不動産会社が他の不動産会社からの問い合わせを嘘の情報で断ることです。囲い込みが行われることで、好条件の買主を逃してしまうリスクがあります。
野村の仲介+でも囲い込みが行われる可能性はゼロではありません。とはいえ、大手不動産会社ではそれほど珍しいことではないでしょう。また、野村の仲介+は数多くの利用者がいるため、そこまで気にする必要はないと言えます。
まとめ
ここまで、野村の仲介+の口コミや評判、メリット・デメリットなど詳しくお伝えしました。
野村の仲介+は、高い販売実績を誇り顧客満足度の高い不動産会社です。充実した売却サポートを受けられるという魅力もあるので、営業エリア内であればぜひ検討するとよいでしょう。
しかし、最初から野村の仲介+に絞って査定を進めていると、本当に自分の不動産に合った不動産会社を見逃してしまう恐れがあります。そもそも、営業エリアが限定的なため利用できないという方も多いでしょう。
野村の仲介+もおすすめできる不動産会社ですが、不動産会社を選ぶ際には数多くの不動産会社を比較して慎重に選ぶことが大切です。まずは、一括査定サイトを利用して、自分にぴったりの不動産会社を選ぶようにしましょう。
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